・種牡馬におけるクロスの効果、影響度合いを統計分析により診断し、同時に代表的な活躍馬をリストアップするツールです。
・当診断では5代までのクロスを取り扱います。
■ ご利用方法
・「父」と「クロス馬」「クロスタイプ」をそれぞれ選択して診断ボタンをクリックして診断を行います。
・結果が出るまでには数秒間要しますのでそのままお待ちください。
・クロス効果を明確にするため、複数クロスを持つ馬の場合でも、1クロスずつの診断となります。
・産駒実績を基準に診断するため、新種牡馬には対応していません。
■ クロスタイプについて
・血統表上の「父方」「母方」をベースに、クロスには大きく分けて以下の4タイプがありますが、当診断ではうち3タイプを扱います。
・「父方」「母方」の区分は、それぞれ血統表の上半分、下半分となります。
・血統表やカタログなどの表記を基にご選択ください。(カタログ等でのクロス表記の「S」は父方、「D」または「M」は母方を示します)
1)父方x母方クロス
表記例)「Northern Dancer 4Sx5D」「Halo 4Sx3M」 等
「父方」「母方」双方に同一祖先馬がいる場合。インブリード効果を診断します。
2)母方内のみのクロス
表記例)「Northern Dancer 5Dx5D」「Halo 4Mx5M」 等
母方のみに同一祖先馬がいる場合。父と母内クロスとの相性を診断します。
3)アウトブリード
当診断では、5代以内に父方x母方クロスがない場合をアウトブリードと定義します。
(=上記1にあてはらまない場合)
4)父方内のみのクロス
表記例)「Northern Dancer 5Sx5S」「Halo 4Sx5S」 等
父方のみに同一祖先馬がいる場合。影響が見えづらいため当診断では取り扱いません。
■ 成績比較評価について
・「AEI」は総合的な活躍を、「勝ち上がり率」は安定性を、「重賞馬率」は大物輩出度合をそれぞれあらわします。
・各項目が100%を超えているほど、良い効果を与えているクロスと考えられます。
・各項目が概ね100%に近ければ、競走成績にはあまり影響がないクロスと考えられます。
・一定以上の活躍を示す配合は、その度合いにより「SS」「S」「A」「B+」の順でマークを表示しています。
■ 適性評価について
・過去5年間の全出走において、それぞれの条件で3着以内に入着した回数を集計し、適性として評価しています。
・条件に当てはまらない母集団と比較して数値が相応に高ければ、当該条件での適性を高める効果があると認められます。
・両データにあまり目に見えた変化が無い場合は、適性において大きな影響はなく、種牡馬の適性がそのまま反映されているといえます。
・距離適性の区分は「短距離」=1600m以下、「中距離」=1700~2300m、「長距離」=2400m以上です。
■ 代表産駒について
・過去10年間の同配合一定基準以上の活躍馬をリストアップしています。
・クロス表示の「○sx○d(○%)」は、父方がs、母方をdとして、○は世代を示します。%はクロス血量です。今回の条件に合致したクロスのみを表示。
■ AEIについて
・AEIは、アーニングインデックス(Average Earning Index)の略です。
・対象となる競走馬が、平均と比べてどのくらいの賞金を稼いでいるのかを端的に表す指標です。
・1.00が平均値となり、1.00を超えるほど活躍しているといえます。
・当コンテンツでは、過去5世代の通算AEIを表示しています。
■ その他補足事項
・出走数は、JRAで出走した全頭数です。(非クラブ馬も含みます)
・常に最新のデータを反映しているため、診断時期によって評価が変動する場合があります。
・選択肢にない種牡馬、クロス馬は産駒サンプルがいないため対象外となります。
・出走数が少ない場合は十分なサンプルが無いため、結果はぶれやすい傾向となります。
・種牡馬デビュー直後などで若駒の比率が高い場合はAEI及び評価自体が低くなる傾向がありますのでご留意ください。
・クロスの相性や影響を評価するものであり、種牡馬の能力や産駒の能力そのものを評価するものではありません。