vol.11 ブルーフランカー |
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vol.13 サンドピアリス ![]() |
ユニオンオーナーズクラブ
2000年5月 (1歳時)
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カタログコメント
恐らく本馬はかなりの人気を得るだろう。母も募集時はアッという間に満口になった程で、果たして5勝を挙げ、人気を裏切らなかった。そして、繁殖に入り産まれたのがタマモクロス産駒の本馬である。何よりも本馬の特質はその軽さにあると思う。脚捌き、首の使い方、蹄の返しといずれをとっても重苦しさは微塵もない。小倉で母が骨折から立ち直り、デビュー戦を快勝したのが、昨日のことのように思い出される。母が果たせなかった夢は、その子に受け継がれる。またそれだけの器と思っている。
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募集当時の売れ行き
ダンシングブレーヴ産駒の母は、偉大な父の貴重な産駒であったことと自身の好馬体により、早々に満口となった人気馬で、5勝と実力も兼ね備えた馬だった。そんな母の初仔であることから本馬も人気となることを予想していたが、展示会では本馬の回りはひっそりしており、その小柄で見栄えのしない馬体からほとんど注目されなかった。しかし、1歳の秋、クラブの懇親会で生産者の槇本氏は、「オッパイもペチャンコな女の子らしくない馬だが、必ず走る。あとで悔しがっても知りませんよ」と自信のコメントを発した。その言葉どおり、デビュー3戦目で勝利し、ダートの短距離を中心に使われて3勝したが、主戦の柴原騎手の進言もあって芝に矛先を変えると持ち前のスピードを発揮して特別を連勝するなど大活躍した。この系統は母の兄弟、母の産駒が全てクラブにラインナップされしかも5頭中4頭が勝ち上がるという馴染みがあり実績も高いクラブゆかりの血統である。
(ユニオンオーナーズクラブ)
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獲得賞金
1億0,777万円 主な戦績 |