vol.44 マイネレーツェル | vol.46 マイネルスケルツィ |
2000年9月 (1歳時)
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カタログコメント
父シンコウキングは、半兄に英国ダービー(GⅠ)のドクターデヴィアスを持つ超良血馬として日本へ輸入され、7歳になってGⅠレースとして生まれ変わった高松宮杯(芝1200m)を、力強い差し脚で優勝している。しかし、生粋のスプリンターと言うタイプではなく、富士S(1800m)、クリスマスS(芝1600m)などで距離の融通性を見せていた。そして1997年に現役引退。現在は南半球からのオファーを受けて、シャトル種牡馬として活躍している。祖父はサドラーズウェルズの半弟で、凱旋門賞(GⅠ)を5馬身で圧勝したエリシオや、オース(英国ダービー・GⅠ)を輩出。1999年に惜しまれつつこの世を去っており、後継者として父に掛かる期待も大きい。母シンコウエトワールは、デビュー前から評判となった素質馬で、札幌3歳S(GⅢ)では半馬身差2着の健闘を見せた。祖母はクラブ所属馬ロードフラッグ、ハギノユメドリームと中央競馬でコンスタントに活躍する産駒を送り出している。 本馬に関しては、人間に対して従順で素直な性格とのこと。やや薄手の印象と、伸びやかな背中のラインは母父の影響を強く感じる。両親とも可能性を大いに秘めたファーストクロップという点も魅力。募集価格以上に大きな成果をもたらすと信じている(11月上旬測定体重470kg)。 | |||||||||
募集当時の売れ行き
馬名は鼻筋の白い部分に斑点が見られる特徴に由来。美浦・伊藤正徳厩舎の所属馬として2歳12月の中山デビューから3戦目に初勝利を飾りました。3歳シーズンは福島・五色沼特別を含めて3勝。5歳夏の函館日刊スポーツ杯で約1年7ヶ月ぶりに先頭ゴールを決め、札幌・芝11200mの舞台で争われたキーンランドCも制しています。ここは母が白星を得ると共に札幌3歳S2着に入った舞台でした。6歳春には格上挑戦の福島民報杯を9番人気で勝ってオープン入り。先行力を武器に通算34戦6勝の成績を残しました(当時の年齢で表記)。
(ロードサラブレッドオーナーズ)
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獲得賞金
1億1,175万円 主な戦績 |