vol.30 クィーンスプマンテ | vol.32 セレクトグリーン |
2002年6月 (1歳時)
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カタログコメント
【当歳時】母馬の現役時代は自分で使っていましたので、1つ1つの勝ち星がいい思い出です。無事に帰ってきてくれたときはホッとしましたよ。やはりこれだけの馬だから、余計な事は考えず、サンデーをつけてみました。どんな仔が生まれるか楽しみにしていましたよ。栗毛に生まれたのは意外でしたが、祖母の毛色ですしね。何頭かサンデーの仔をとってきて、力強さや身のこなしなんかは今までで一番良く見えますよ。母同様に力強い走りをしてくれると思いますし、会員の皆さんの「夢」に向かって走ってくれる馬だと期待しています。(高瀬牧場 高瀬良樹氏) 【1歳時】 既に3頭の重賞勝ち馬を送り出しているから、父サンデーサイレンスと母父リアルシャダイの組み合わせは良さそうだね。馬もこの時期にしては非常にしっかりとした感じで力強いタイプかと思います。胴伸びもあるし、まだお尻の方が高いから上にも更に伸びると思いますね。母馬も雄大な馬体の馬でしたから、この馬も母親と同じくらいの体重で競馬をしてくれそうですね。調教師の先生の指示もあって、既に育成場に移動し夜間放牧などで基礎体力を養っています。早い時期の移動で育成もスムーズに行くでしょう。大きな夢を見られる馬だと思っています。(高瀬牧場 高瀬良樹氏) | |||||||||
募集当時の売れ行き
母ランフォザドリーム、祖母ミルフォードスルーとも2つのG3勝ちを挙げた名牝系で、活躍した母の初仔、トップサイアーとして不動の地位に君臨する父サンデーサイレンス産駒という肩書きは魅力満載だったため、早期に満口となってデビューを待った。
山内流の調教を施され2003年6月に早々と新馬を勝ち上がったフィーユドゥレーヴは、藤田騎手を背に函館2歳ステークスに出走し、仕上がり度合いで勝る道営馬フラワーサークルとの直線の叩き合いをハナ差制して優勝。見事会員の期待に応えたと同時に、同世代最初の重賞ウィナーになり祖母、母、本馬と3代重賞制覇の偉業を達成したが、その後は勝ち星に恵まれず、競走馬としての現役を終える。引退後は故郷の高瀬牧場で繁殖牝馬として第2の馬生を送る日々だ。次はきっと4代連続重賞制覇の夢を叶えてくれるはずである。 (ローレルクラブ)
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