vol.31 フィーユドゥレーヴ | vol.33 カネツフルーヴ |
1997年2月 (1歳時)
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カタログコメント
父はアメリカ3冠馬のシアトルスルーの仔。シアトルスルーはアメリカでエーピーインディー、スルーオゴールド、スウェイルなどを輩出した。日本で走っている産駒には、ダンツシアトル、タイキブリザード、ヒシナタリーの他、当愛馬会の4歳馬で、1997年1月の京成杯に2着してオープン入りしたスルーオグリーンもいる。カポーティはシアトルスルーの仔としては異端児で、アメリカ3歳チャンピオンとなった早熟なスピード馬である。産駒にはブリーダーズカップジュヴェナイル-G1のボストンハーバー、フューチュリティS-G1のアジンコート、ハリウッドフューチュリティ-G1のマティジー、テストS-G1のカポウティベル、南アフリカの年度代表馬サーフィングホーム、アイルランドフリーハンデ首位のベイシムなど、すでに21頭がステークス勝ち馬となり、アメリカでの産駒人気は年々高くなっている。母馬は3つのG2の入着馬で、本馬は初仔。母の兄には、ステークスなどに12勝したキイトゥザフラッシュがおり、3代母はアスタリタS他4勝。さらに、母は不敗の名馬リボーの3×4、アメリカ年度代表馬トムフールの3×4のインブリード、これにカポーティを配した5代アウトクロス。スピード、スタミナともに兼ね備えている。馬体は中柄で、バランス、大腿部なども完璧だといえる。3月に日本到着。現在北海道ファンタストクラブ繋養中。 | |||||||||
募集当時の売れ行き
募集開始の人気では、カーリアン産駒や他の馬に人気では譲ったものの、競走成績では募集世代ナンバー1に。デビュー戦では出遅れをものともせず、見事な差しきり勝ちを収めた。阪神と東京のダート1200mでレコード勝ち。G1制覇こそ成し得なかったが、根岸S(G3)を制し芝のスプリンターズS(G1)でも5着しているように、芝・ダートを問わずに見せた類い希なスピードの持ち主で、現役時にダート1200mのG1競走があれば制覇のチャンスも十分あったはずだ。
(グリーンファーム愛馬会)
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獲得賞金
1億9,946万円 主な戦績 1999 根岸S (GⅢ) 優勝 2000 ガーネットS (GⅢ) 2着 2000 東京盃 (GⅡ) 2着 1998 根岸S (GⅢ) 2着 1999 秋嶺S 優勝 |