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入会・出資の手順は?

まずは入会資料の請求から

各クラブとも、募集馬の基本情報などはカタログ以外でもクラブのホームページなどWeb上でも掲載する時代になりましたが、法律上はあくまで金融商品。証券口座の開設などと同様に、実際に各クラブに入会して出資を行なうためには、入会申込書、本人確認資料などの書類を提出する必要があります。また、技術的に紙の印刷写真の方がPCモニターよりも表示面積当たりの解像度が高いため、カタログにはより精細な写真で馬体を確認できるというメリットもあります。

ほとんどのクラブでは「募集馬カタログ」と「入会申込書」のセット(クラブによっては募集馬のDVDも)を無料で郵送してもらえますので、まずは請求して手に入れましょう。当サイトからも主要なクラブへ直接資料請求頂けます。

最初の出資馬が決まれば、入会申込書に必要事項を記入して、本人確認資料や口座振替書類とともに返送、必要に応じて入金を行い、クラブの確認がとれ次第、晴れて入会完了。あなたも今日から一口馬主の仲間入りです。なお、入会時に収入面などの与信ベースの入会審査が行われることは基本的にはありませんが、未成年者はどのクラブでも入会できません。また、ほとんどのクラブでは法人での入会も可能で、その場合は登記簿謄本も提出します。

新規募集開始時期

新規馬の募集開始時期、つまり売り出し開始のタイミングは、クラブにより異なりますが、1歳6月~9月頃にかけてが一般的です。また当歳募集や、2歳追加募集を行うクラブもあります。毎年ほぼ同じスケジュールのクラブもあれば、数年ごとに改定してくるクラブもありますので、詳しくは資料請求によりご確認ください。

もちろん、新規募集開始のタイミングで申し込む必要は必ずしもなく、募集終了にならない限りはいつでも出資可能です。特に、初心者の方であれば、新規1歳馬よりは、出資からさほど待たずにデビューが見込める、仕上がりが早そうな2歳馬から選ぶのも、早くこの世界を味わうという面では一つの手です。募集と同時に大半が満口になってしまうような人気クラブでは既に選択肢が狭いかもしれませんが、幸い好みの馬が残っていたり、2歳追加募集で新規入会者にもチャンスがある場合などは、経験値を1年早く積むことができるという意味でも、2歳馬出資による新規入会は十分にお勧めできます。

出資可能な時期は満口または入厩、締切まで

募集馬にはそれぞれ募集口数が定められていますので、満口になった馬には当然出資はできません。また、会員の出資で満口とはならなかった馬でも、出資が可能なのは基本的にその馬が入厩(厳密にはJRAへの競走馬登録)するまでです。また、クラブによっては、2歳春~夏頃に一律に締切時期が設定されている場合もありますが、いずれにせよ入厩後に出資することはできません。

ちなみに、募集期間内で残口があった場合でも、クラブもしくは提供牧場などの関係各所が買い取る形で、どの募集馬も最終的にファンドとしては必ず「満口」となります。売れ行きが悪かったからといって、募集が中止されたり1口あたりの維持費負担が増えるようなことは無いのでご安心を。

入会時期が限られているクラブも

証券口座の開設などと違うのは、「とりあえず入会だけを行なう」ということはほとんどのクラブで出来ず、入会する際に最初の出資馬を申し込む形になる、ということです。

このため、入会を希望するクラブが、募集期間が終わっていた、または全ての馬が満口になった場合は基本的に次の募集時期まで入会・出資はできませんのでご注意ください。

特に、狙っている馬が満口までまだ余裕があるように見えても、残口が残り少なくなってきた途端に一気に埋まるケースがどのクラブでも多いのでご注意を。