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2019-03-17現在データ
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第10回 「総収入金額」「必要経費」「所得額」の意味

このコラムも10回目となりましたがいよいよ佳境、確定申告の方法の解説に入っていきます。

今回は、確定申告書を作成するときにまず必要となる3つの数字、

1)総収入金額
2)必要経費
3)所得額

について、それぞれの意味をお話ししていきたいと思います。

実際には、ほとんどのクラブではクラブが計算してくれた書類が確定申告期間前に送られてくるかと思いますので、そのまま書き写すだけで良いのですが、ここではそれぞれの要素の内容を一つずつ確認していきましょう。

1.総収入金額

まず、「総収入金額」ですが、これは利益分配金の金額を、一年間合計した金額になります。

これまで第2回などで、賞金等の配当は「利益分配金」と「出資返戻金」に分かれ、税金がかかるのは利益の部分にのみ、というお話しをしましたが、その分配金のことですね。配当で受け取った金額の合計ではありませんのでご注意を。

2.必要経費

次に「必要経費」ですが、ここでいう「必要経費」とは、皆さんがクラブに毎月支払っている一般会費などの一年間の合計をいいます。

なお、皆さんが毎月支払っている厩舎への預託料などの維持会費については、同じく第2回の出資返戻金の回でも触れましたが、必要経費にならず「出資金」として扱われます。そしてこの「出資金」は、初めに馬に投資する時に出したお金「馬代金」に加算されて、賞金の分配の時に出資返戻金として反映されます。

3.所得

最後の「所得」。これは簡単です。

「総収入金額」から、「必要経費」を引いたものが、「所得」になります。「総収入金額」と「必要経費」さえ分かれば、自動的に「所得」が計算されるというわけです。

まとめ

これらのお金の内訳を簡単にまとめた図が以下になります。



さて、これらの数字を利用して、確定申告書を作成していくわけですが、確定申告の具体的な書き方については、次回以降で解説していきます。
著/監修
山本憲明プロフィール

1970年兵庫県生まれ。サラリーマン生活10年ののち独立して税理士事務所を経営。著書に「税理士最短合格の時間術・勉強術―働きながら3年で! 」など。

現在は2つのクラブの一口馬主及び地方競馬馬主も。自身もダービーオーナーを目指しつつ、多くの馬主が馬の所有を経営として成り立たせるためのサポートを税務面などから行い、馬主の数を増やすとともに、セリ市などの市場の活性化を行い、競馬産業に貢献したいと考える。
編集
一口馬主DB編集部