第10回 「総収入金額」「必要経費」「所得額」の意味
このコラムも10回目となりましたがいよいよ佳境、確定申告の方法の解説に入っていきます。
今回は、確定申告書を作成するときにまず必要となる3つの数字、
1)総収入金額
2)必要経費
3)所得額
について、それぞれの意味をお話ししていきたいと思います。
実際には、ほとんどのクラブではクラブが計算してくれた書類が確定申告期間前に送られてくるかと思いますので、そのまま書き写すだけで良いのですが、ここではそれぞれの要素の内容を一つずつ確認していきましょう。
1.総収入金額
まず、「総収入金額」ですが、これは
利益分配金の金額を、一年間合計した金額になります。
これまで
第2回などで、賞金等の配当は「利益分配金」と「出資返戻金」に分かれ、税金がかかるのは利益の部分にのみ、というお話しをしましたが、その分配金のことですね。配当で受け取った金額の合計ではありませんのでご注意を。
2.必要経費
次に「必要経費」ですが、ここでいう「必要経費」とは、皆さんがクラブに毎月支払っている
一般会費などの一年間の合計をいいます。
なお、皆さんが毎月支払っている厩舎への預託料などの
維持会費については、同じく
第2回の出資返戻金の回でも触れましたが、必要経費にならず「出資金」として扱われます。そしてこの「出資金」は、初めに馬に投資する時に出したお金「馬代金」に加算されて、賞金の分配の時に出資返戻金として反映されます。
3.所得
最後の「所得」。これは簡単です。
「総収入金額」から、「必要経費」を引いたものが、「所得」になります。「総収入金額」と「必要経費」さえ分かれば、自動的に「所得」が計算されるというわけです。
まとめ
これらのお金の内訳を簡単にまとめた図が以下になります。
さて、これらの数字を利用して、確定申告書を作成していくわけですが、確定申告の具体的な書き方については、次回以降で解説していきます。