2021-09-25現在データ
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一口データ研究室
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レポートNo.026 |

外国産馬の出資における傾向と対策

前回の「外国産馬の歴史と現在」に続いて、最近の「外国産馬」いわゆるマル外についての調査レポートをお届けします。

前回では、中央競馬における外国産馬の頭数や活躍度の変遷を俯瞰してきましたが、今回は、クラブ馬にもフォーカスを当てて、もう少し掘り下げた分析を行いながら、出資に対するリターンなども踏まえて、最近の外国産馬に出資する際に役立つデータがないか探っていきます。

外国産クラブ馬の頭数推移

それでは早速、外国産クラブ馬のデータを見ていきましょう。

以下は、各クラブで募集された外国産馬の、産年度ごとの合計頭数推移です。数字は、全体募集頭数に占める外国産馬の割合を%であらわしたものになります。


前回の中央競馬全体における推移とよく似た、右肩下がりのグラフとなりました。

クラブにおける外国産馬の募集も1990年代がピークで、全体の10%以上を占めていました。古くからの一口馬主の方であれば、当時のクラブ広告などでも、ロマンあふれる血統の外国産馬で賑わっていたことをご記憶かもしれません。歴代外国産馬獲得賞金トップであるタップダンスシチーは1997年産ですので、ちょうどピークのあたりで登場しています。

しかし、こちらも2000年産以降は大きな減少を繰り返し、ここ最近は2%前後の低水準で下げ止まっている形で、一口馬主が外国産馬に出資する機会も減っていると言えます。

外国産クラブ馬の成績推移

続いては、成績も見ておきましょう。以下は、クラブ馬の平均獲得賞金を、外国産馬と内国産馬で比較したものです。

1990年代では、赤い線の外国産馬が内国産を圧倒する賞金を稼いでいましたが、2001年産ではじめて逆転現象が起き、以後は頭数が減ったこともあって、外国産馬のブレ幅が大きくなり、一進一退といったところでしょうか。

続いては、勝ち上がり率の比較も見ておきましょう。

勝ち上がり率においては、あまり大きな下降はなく、例外的に不振だった2007年産を除けば、赤い線の外国産馬は50%前後をキープしており、内国産馬を下回ったのはわずか3世代のみです。勝ち上がり率においては、内国産馬に対するアドバンテージはなおあると言ってよいでしょう。ただし、内国産馬がじわじわとですが上げてきているため、その差は縮まっている印象です。

外国産クラブ馬の回収指標

さて、1990年代のピーク時に比べるとやや下降傾向なため、ネガティブな印象を持ってしまいますが、外国産クラブ馬の成績自体は決して悪い数字ではないことが分かりました。

一方、一口馬主の視点で見る上では、やはり投資対効果が気になることころです。続いては、外国産馬の平均募集価格の推移を、同じく内国産募集馬との比較で見ておきましょう。

1990年代では内国産馬の2倍近くの高値で募集されていた外国産馬ですが、成績と比例するように、募集価格も下落してきました。1990年代は4000万台だったのが、2000年代初頭は3000万円台、そして最近は2000万円台まで下がっています。

かつては、外国産馬に対していわば「ロマン料」のようなものが上乗せされていた感がありますが、現在は単純に、余分にかかる輸入経費などのコストが上乗せされている印象です。ただ、それでもやはり内国産募集馬と比較すると、2~3割ほど高い水準ではあります。


そして、この募集価格に見合った働きができているか、募集額回収率も見ておきましょう。 …
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外国産クラブ馬の成績推移 / 外国産馬=早熟? / 外国産馬の活躍フィールドの変化 / アメリカ産と欧州産

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著者
一口馬主DB 編集部