レポートNo.050 |
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ダートの大物を引き当てる難易度と出資時ポイント
クラブ馬でのダート馬出資の傾向と対策
今回は、クラブ馬でダートの大物を引き当てるための傾向と対策について、考察していきたいと思います。
2019年のJRA賞「最優秀ダートホース」には、クリソベリルが圧倒的支持で選出されました。これで2018年のルヴァンスレーヴに続き、2年連続でクラブ馬が同賞を受賞したことになります。
一方、その前の受賞は2013年のベルシャザールまでさかのぼり、また2年連続でクラブ馬が受賞したのは、2009-2010年のエスポワールシチー以来となります。昨今の中央競馬におけるクラブ馬の活躍からすると、少し意外な感もあるかもしれません。
実際に、中央競馬の重賞レースにおけるクラブ馬の占有率を、芝レースとダートレースで分けて比較すると、以下のグラフのように、ダートではやや苦戦していることがうかがえます。
集計期間は2015年から2019年の5年間です。クラブ馬の重賞勝利占有率は、芝レースでは36%に対して、ダートレースでは18%にすぎません。ここ2年、ダートチャンピオンはクラブ馬から出ているものの、ダート重賞戦線全体を見渡すと、個人馬主の馬が明らかに優勢であると言えるでしょう。
先日のフェブラリーステークスなどを見ても、冒頭の2頭が不参加とはいえ、クラブ馬の出走はわずかにタイムフライヤー1頭のみでした。昨年暮れの有馬記念では、クラブ馬がゲートの半数を占めていたことを考えると、芝路線とダート路線とで、明確な差があることがうかがえます。
2019年のJRA賞「最優秀ダートホース」には、クリソベリルが圧倒的支持で選出されました。これで2018年のルヴァンスレーヴに続き、2年連続でクラブ馬が同賞を受賞したことになります。
一方、その前の受賞は2013年のベルシャザールまでさかのぼり、また2年連続でクラブ馬が受賞したのは、2009-2010年のエスポワールシチー以来となります。昨今の中央競馬におけるクラブ馬の活躍からすると、少し意外な感もあるかもしれません。
実際に、中央競馬の重賞レースにおけるクラブ馬の占有率を、芝レースとダートレースで分けて比較すると、以下のグラフのように、ダートではやや苦戦していることがうかがえます。
集計期間は2015年から2019年の5年間です。クラブ馬の重賞勝利占有率は、芝レースでは36%に対して、ダートレースでは18%にすぎません。ここ2年、ダートチャンピオンはクラブ馬から出ているものの、ダート重賞戦線全体を見渡すと、個人馬主の馬が明らかに優勢であると言えるでしょう。
先日のフェブラリーステークスなどを見ても、冒頭の2頭が不参加とはいえ、クラブ馬の出走はわずかにタイムフライヤー1頭のみでした。昨年暮れの有馬記念では、クラブ馬がゲートの半数を占めていたことを考えると、芝路線とダート路線とで、明確な差があることがうかがえます。
クラブ馬でダートの大物を引き当てるのは難しい?
それでは、なぜクラブ馬の活躍の場は、芝が中心になっているのでしょうか。 …
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クラブ馬でダートの大物を引き当てるのは難しい? / 一流ダート馬の性別傾向 / 馬体重のポイント / 募集価格・種牡馬のポイント / 早熟?晩成?
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