レポートNo.089 |
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2023年に覚えておきたい「次世代ニックス」10選
最近の血統トレンドをニックスから探る
最近、当サイトの出資馬検討ツールの1つである「ニックス診断」をリニューアルしました。(詳細はお知らせをご覧ください)
ディープインパクト・キングカメハメハの両巨頭亡き後、今は種牡馬戦国時代に突入しています。エピファネイアにドゥラメンテ、キタサンブラックと、毎年のように鮮烈なデビューを飾る新勢力が現れる一方、先日のダービーはこの世代の新種牡馬の中では伏兵的存在であったサトノクラウンの初年度産駒・タスティエーラが制しました。今後も続々とディープ・キンカメ晩年の大物直仔をはじめ、次世代を担う種牡馬のデビューが控えています。
一口馬主の出資検討もますます悩ましくなるばかりですが、こうした時代こそ母、ひいては父・母父の相性、すなわちニックスが重要性を増していると言えるのではないでしょうか。
今回はニックス診断リニューアルを記念して、「次世代ニックス」10配合をピックアップしました。父がまだ比較的若く現役の種牡馬であり、これからもクラブ募集馬として登場することが見込まれる配合を選んでいます。
すでに一般の競馬ファンにも良く知られている組み合わせもあれば、意外な気付きもあるかもしれません。後半の方ではニックス診断の特徴でもある、系統ぐるみでの相性も取り上げながら紹介していきます。それではさっそく見ていきましょう。
ディープインパクト・キングカメハメハの両巨頭亡き後、今は種牡馬戦国時代に突入しています。エピファネイアにドゥラメンテ、キタサンブラックと、毎年のように鮮烈なデビューを飾る新勢力が現れる一方、先日のダービーはこの世代の新種牡馬の中では伏兵的存在であったサトノクラウンの初年度産駒・タスティエーラが制しました。今後も続々とディープ・キンカメ晩年の大物直仔をはじめ、次世代を担う種牡馬のデビューが控えています。
一口馬主の出資検討もますます悩ましくなるばかりですが、こうした時代こそ母、ひいては父・母父の相性、すなわちニックスが重要性を増していると言えるのではないでしょうか。
今回はニックス診断リニューアルを記念して、「次世代ニックス」10配合をピックアップしました。父がまだ比較的若く現役の種牡馬であり、これからもクラブ募集馬として登場することが見込まれる配合を選んでいます。
すでに一般の競馬ファンにも良く知られている組み合わせもあれば、意外な気付きもあるかもしれません。後半の方ではニックス診断の特徴でもある、系統ぐるみでの相性も取り上げながら紹介していきます。それではさっそく見ていきましょう。
定番
1)おなじみ「エピカメ」配合
父 エピファネイア
母父 キングカメハメハ
デアリングタクト(牝馬三冠)、イズジョーノキセキ(府中牝馬S・G2)、クラヴェル(エリザベス女王杯・G1 3着)、スカイグルーヴ(京王杯スプリングC・G2 2着)
など
まずは「エピカメ配合」として知られるこの組み合わせから。三冠牝馬デアリングタクトを皮切りに、エピファネイアの初年度産駒から活躍馬が次々に登場したことで一躍有名になりました。当初はエピファネイアの種付け料もリーズナブルであったことから社台グループ以外の生産馬も多い中、勝ち上がり率は5割に迫っており、大物だけでなくアベレージも優秀である点を含めて素晴らしい結果が出ています。デアリングタクトをはじめ、当初はサンデーサイレンス4x3のクロスを持った馬の活躍が目立っていましたが、イズジョーノキセキなどサンデークロスを持たない馬の活躍も見られます。
ここまでのところ大物が牝馬に偏っている点も特徴と言えますが、今後この配合の産駒が増えていく中で変化はあるのか、注目したいところです。
定番
2)モーリスの安定「芝」配合
父 モーリス
母父 ディープインパクト
ジェラルディーナ(エリザベス女王杯・G1)、ルークズネスト(ファルコンS・G3)など
2023年に入り、ついにディープインパクトがBMSリーディング首位に躍り出ました。 …本レポートは、プレミアム会員登録でご覧いただけます。
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次世代ニックス10選
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