2021-09-25現在データ
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一口データ研究室
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レポートNo.056 |

【輸入繁殖】国別の産駒成績傾向と対策

大物産駒を出す繁殖の条件を国別に分析
前回では、輸入繁殖産駒の最近の活躍とその全般的な傾向についてお伝えしました。

たしかに輸入繁殖産駒の勝ち上がり率や重賞馬率は高水準ですが、母の出身(生産)国別に詳しく見ると、勝ち上がり率や重賞馬率という基本的な指標だけを見ても、国により結構な差があることもわかりました。

また、そうした輸入繁殖産駒の出資検討時においては、ブラックタイプに書かれている母馬の競走成績や繁殖成績を、どこまで参考にすればよいか、迷う場面も多いのではないでしょうか。ひとくちに輸入繁殖と言っても、欧州、米国、南米など、その母の血統背景や、現役時代の競馬環境は大きく異なります。内国産の繁殖にはない難しさがそこにはあります。

そこで今回は、輸入繁殖の主要生産国である6か国(フランス、イギリス、アイルランド、ドイツ、アメリカ、アルゼンチン)について、それぞれ詳細なデータを深く掘り下げながら、カタログのブラックタイプで確認できる情報を中心に、大物産駒を引き当てるための傾向と対策、注意すべきポイントなどを紹介していきたいと思います。



以下、輸入繁殖の生産国別のデータとなっています。集計対象は現3歳の2017年産から直近10世代で、競走成績は2020年7月現在です。各種順位やレーダーチャートは、前回ランキングで示した輸入繁殖9か国内での、相対的な値を示しています。

フランス(仏)
~女傑ぞろいの華やかな活躍、春クラシックでの存在感は抜群

産駒データ
勝ち上がり率 重賞馬率 春クラシック出走率 芝馬率 平均勝利距離
50% 5.2% 6.3% 75% 1751m
1位 1位 1位 3位 3位

代表的な活躍産駒
リスグラシュー 母リリサイドは仏1000ギニー1位入線降着
フィエールマン 母リュヌドールは伊の芝G1勝ち
ミッキークイーン 母ミュージカルウェイは仏の芝G2/G3を計3勝
ソウルスターリング 母スタセリタは米仏の芝G1を6勝
ジュエラー 母バルドウィナは仏の芝G3勝ち


最近の母フランス産馬のおもな活躍馬には、2019年の年度代表馬リスグラシューや、天皇賞(春)を連覇したフィエールマンなどがいます。近年の繁殖輸入数は横ばいですが、質の面ではアヴニールセルタンやラクレソニエールなど、仏クラシック競走を席巻した名牝が続々と輸入されており、現在最も勢いのある国と言っても良いのではないでしょうか。産駒の重賞馬率でも2位以下を引き離し、唯一5%を超えています。

母フランス産馬からは、エリンコート、ミッキークイーン、そしてソウルスターリングと、これまでに3頭のオークス馬が出ています。また、2016年の桜花賞馬ジュエラーや2017年のフラワーCを勝ち、皐月賞で1番人気に推されたファンディーナも母フランス産です。

クラシック出走率も1位であることから分かるように、総じて、クラシックに強い血統が多く輸入され、さらに牝馬に大物産駒が多いのが特徴です。今回の集計期間においてG1馬の内訳をみると、牡馬はフィエールマン1頭のみで、残りの5頭(リスグラシュー、ミッキークイーン、ソウルスターリング、ジュエラー、レーヴディソール)は牝馬でした。

ただし、牡馬もG1馬こそ少ないものの、重賞馬の数では遜色ありません。その他、大物を引くためのポイントとして重要なのは、「母馬が重賞戦線で活躍していたかどうか」です。今回の調査期間内で重賞馬は20頭、そのうちの15頭は母馬が重賞を勝っている馬でした。これから他の国も見ていきますが、母に求められる競走成績の水準は、国によってまちまちです。大物を引く確率を高めるためには、注意して見てきたいところです。

アルゼンチン(亜)
~近年存在感を増す。 …

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輸入繁殖 フランス、イギリス、アイルランド、ドイツ、アメリカ、アルゼンチンを国別に分析

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著者
一口馬主DB 編集部