
レポートNo.031 |
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「お買い得」な種牡馬の世代は?
ここまで3回にわたって、主に新種牡馬に焦点を当てて、種牡馬の種付け時の年齢、そして産駒世代別の成績の変化を、生産者の視点なども考察しながら、傾向と要因を読み解いてきました。
比較的メリハリのある傾向が得られましたので、ここまでの内容でも十分に出資検討に資する内容であったかと思いますが、今回は最後に、募集価格の回収率なども踏まえながら、より一口馬主の観点にフォーカスした分析を行い、このテーマのまとめとしたいと思います。
比較的メリハリのある傾向が得られましたので、ここまでの内容でも十分に出資検討に資する内容であったかと思いますが、今回は最後に、募集価格の回収率なども踏まえながら、より一口馬主の観点にフォーカスした分析を行い、このテーマのまとめとしたいと思います。
種牡馬の産駒世代別 募集価格推移
まずは、回収率の根拠となる、募集価格の推移を種牡馬の産駒世代別に見ていきましょう。テーマ上、今回はクラブ馬のみが対象となり、さらに6世代以上の一定の産駒数がいる約40頭の種牡馬を対象とします。なお、牡馬と牝馬で募集価格の水準は異なりますが、今回は回収率がテーマであること、および母集団において性別の偏りはほとんどないことから、性別による区分や補正は特に行わず、牡牝が混在した全体平均価格を用います。
あまり大きな変動幅ではありませんが、平均価格で2000万円を超えているのが1~2年目産駒、そして5~7年目産駒で、3~4年目産駒と8年目産駒以降は2000万円を割る水準となりました。
3~4年目産駒で一旦下落するところなどは、前回見てきたような、成績関連のグラフと似ていると言えば似ている形ですが、1~2年目と5~7年目はほぼ同水準であり、3~4年目の下落幅も約10%程度と、ややメリハリが小さく映ります。
あまり大きな変動幅ではありませんが、平均価格で2000万円を超えているのが1~2年目産駒、そして5~7年目産駒で、3~4年目産駒と8年目産駒以降は2000万円を割る水準となりました。
3~4年目産駒で一旦下落するところなどは、前回見てきたような、成績関連のグラフと似ていると言えば似ている形ですが、1~2年目と5~7年目はほぼ同水準であり、3~4年目の下落幅も約10%程度と、ややメリハリが小さく映ります。
続いてはこの募集価格を基に、当サイトではおなじみの指標、獲得金による募集額の回収率を算出してみましょう。 …
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種牡馬の産駒世代別 募集価格推移 / 「お買い得」だった?ディープインパクト産駒 / 募集価格が下落している種牡馬の「買い時」
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