レポートNo.095 |
春クラシック切符をつかむための「勝ち上がり期限」
いつまでに勝ち上がれば本番に間に合う?
今年のクラシック戦線も、先月の菊花賞をもって幕を閉じました。一口馬主の視線も自ずと2歳馬の勝ち上がり、さらにその後の活躍への期待に移行している時期かと思われます。
本年3冠はソールオリエンス・タスティエーラ・ドゥレッツァが分けあい、菊花賞もこの3頭で決まるという近年稀に見る実力伯仲の世代でしたが、実はこの3頭には最近のクラシックホースとしては珍しい、ある共通点があります。
見ての通り3頭とも、秋競馬も後半の2歳11月に勝ち上がりを決めています。菊花賞はまだ先としても、春の本番まで半年後に迫った時期での勝ち上がりということになります。
最近は2歳番組の改編などもあり、クラシック級の素質馬も早い時期からデビューする傾向にあると以前「 『早生まれ』のクラシック活躍可能性 」でも取り上げましたが、今年の牡馬クラシックホースは、そうしたイメージとは一線を画しています。
あらためてここ5世代の牡馬春クラシックを振り返ってみても、戴冠馬9頭のうち、2歳11月の勝ち上がりは今年の2頭のみです。
戴冠馬9頭のうち、6頭は2歳9月までに勝ち上がり、さらに2歳夏競馬での勝ち上がりが4頭と多くを占めます。そうした中、今年の牡馬クラシックホースは「意外と11月でもまだ間に合うのだな」とある種新鮮な印象を残してくれたと言えます。
そこで今回は、有力馬の早期デビューが浸透した現在において、果たして「いつまでに勝ち上がればクラシック出走に間に合うのか」をテーマに、牡・牝やレースごとの差なども交えながら、最近の傾向をデータで考察していきたいと思います。
本年3冠はソールオリエンス・タスティエーラ・ドゥレッツァが分けあい、菊花賞もこの3頭で決まるという近年稀に見る実力伯仲の世代でしたが、実はこの3頭には最近のクラシックホースとしては珍しい、ある共通点があります。
| 馬名 | 勝ち上がり 時期 | 勝ち上がり 条件 |
|---|---|---|
| ソールオリエンス | 2歳 11月13日 | 新馬 |
| タスティエーラ | 2歳 11月27日 | 新馬 |
| ドゥレッツァ | 2歳 11月12日 | 未勝利 |
見ての通り3頭とも、秋競馬も後半の2歳11月に勝ち上がりを決めています。菊花賞はまだ先としても、春の本番まで半年後に迫った時期での勝ち上がりということになります。
最近は2歳番組の改編などもあり、クラシック級の素質馬も早い時期からデビューする傾向にあると以前「 『早生まれ』のクラシック活躍可能性 」でも取り上げましたが、今年の牡馬クラシックホースは、そうしたイメージとは一線を画しています。
あらためてここ5世代の牡馬春クラシックを振り返ってみても、戴冠馬9頭のうち、2歳11月の勝ち上がりは今年の2頭のみです。
最近5世代 皐月賞&ダービー勝利馬
勝ち上がり時期
勝ち上がり時期
| 年度 | 皐月賞馬 | ダービー馬 |
|---|---|---|
| 2023 | 2歳11月 (ソールオリエンス) | 2歳11月 (タスティエーラ) |
| 2022 | 2歳6月 (ジオグリフ) | 2歳9月 (ドウデュース) |
| 2021 | 2歳8月 (エフフォーリア) | 2歳10月 (シャフリヤール) |
| 2020 | 2歳9月 (コントレイル) | |
| 2019 | 2歳6月 (サートゥルナーリア) | 2歳8月 (ロジャーバローズ) |
戴冠馬9頭のうち、6頭は2歳9月までに勝ち上がり、さらに2歳夏競馬での勝ち上がりが4頭と多くを占めます。そうした中、今年の牡馬クラシックホースは「意外と11月でもまだ間に合うのだな」とある種新鮮な印象を残してくれたと言えます。
そこで今回は、有力馬の早期デビューが浸透した現在において、果たして「いつまでに勝ち上がればクラシック出走に間に合うのか」をテーマに、牡・牝やレースごとの差なども交えながら、最近の傾向をデータで考察していきたいと思います。
クラシック出走に向けた勝ち上がり時期の「壁」
まずは単刀直入に、直近5世代における「春クラシック出走馬」について、勝ち上がり時期ごとの頭数を集計してみます。 …
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クラシック出走に向けた勝ち上がり時期の「壁」 / 桜花賞・オークスで傾向が異なる牝馬クラシック / NHKマイルCの特殊性 菊花賞の勝ち上がりリミット
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