レポートNo.074 |
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出資馬が「障害入り」したときに知っておくべきポイント
障害馬のキャリアをデータで俯瞰
最近、障害競走におけるクラブ馬の存在感が高まっています。
オジュウチョウサンのようなスター障害馬が現れたわけでもないのに「なぜ?」と思われるかもしれませんが、実はここ数年、障害競走において出走馬のクラブ馬比率が上昇傾向にあります。
「緑のグラフ」の障害競走におけるクラブ馬の割合は、10年前には10%前後であったのが、ここ数年は15%~20%のレンジに急伸しています。
なお、「青のグラフ」は平地競走全体におけるクラブ馬の出走割合で、こちらも10年前の15%から近年は18%へと微増傾向にありますが、障害競走における伸びはこれを上回っています。
これは障害転向するクラブ馬が増加したこともあるのですが、非クラブ馬の障害転向が減少傾向にあることがより大きな要因となります。
非クラブ馬の障害入り(=入障)頭数は、2012年には約300頭であったのが2021年には約230頭と、およそ4分の3の水準まで低下しました。全体としては、入障馬の総数は近年減少傾向にあります。
一方、クラブ馬の入障頭数は微増傾向にあり、近年は世代あたりおよそ5~7%のクラブ馬が障害入りを果たしています。結果として、障害競走におけるクラブ馬の比率が高まっている構図が生じています。
とはいえ、はじめから障害転向をイメージして出資することはまずないでしょうし、障害競走のファンは平地競走に比べて少ないと思われます。
そこで本レポートでは、いざ出資馬が障害入りした際に知っておくべき基本的な知識やデータとともに、活躍する障害馬の条件なども掘り下げ、いわば「障害競走スターターブック」的な内容を目指していきたいと思います。
オジュウチョウサンのようなスター障害馬が現れたわけでもないのに「なぜ?」と思われるかもしれませんが、実はここ数年、障害競走において出走馬のクラブ馬比率が上昇傾向にあります。
「緑のグラフ」の障害競走におけるクラブ馬の割合は、10年前には10%前後であったのが、ここ数年は15%~20%のレンジに急伸しています。
なお、「青のグラフ」は平地競走全体におけるクラブ馬の出走割合で、こちらも10年前の15%から近年は18%へと微増傾向にありますが、障害競走における伸びはこれを上回っています。
これは障害転向するクラブ馬が増加したこともあるのですが、非クラブ馬の障害転向が減少傾向にあることがより大きな要因となります。
非クラブ馬の障害入り(=入障)頭数は、2012年には約300頭であったのが2021年には約230頭と、およそ4分の3の水準まで低下しました。全体としては、入障馬の総数は近年減少傾向にあります。
一方、クラブ馬の入障頭数は微増傾向にあり、近年は世代あたりおよそ5~7%のクラブ馬が障害入りを果たしています。結果として、障害競走におけるクラブ馬の比率が高まっている構図が生じています。
とはいえ、はじめから障害転向をイメージして出資することはまずないでしょうし、障害競走のファンは平地競走に比べて少ないと思われます。
そこで本レポートでは、いざ出資馬が障害入りした際に知っておくべき基本的な知識やデータとともに、活躍する障害馬の条件なども掘り下げ、いわば「障害競走スターターブック」的な内容を目指していきたいと思います。
障害競走の賞金・レース体系
まずは基礎的な事項として、障害競走のクラスおよび賞金体系を確認しておきましょう。 …
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全文6936文字 (現在791文字まで表示)
障害競走の賞金・レース体系 / 障害競走でどこまで稼げる? / いつ障害デビューするか? / 障害未勝利戦を勝ち上がる確率は? / 障害未勝利突破にはどれくらい時間がかかる? / 障害で活躍するために平地での成績はどこまで必要? / 平地への出戻りは有効?
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