
レポートNo.067 |
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ポスト・ディープインパクト時代の出資戦略
種牡馬戦国時代では高額馬の信頼性は低下する?
五輪の盛り上がりとともに、今年の一口馬主の募集シーズンもいよいよ中盤に差し掛かってきました。その中で、本年の各クラブ1歳募集では、昨年までとは大きく様相が異なる点が1つあります。
それは、10年以上にわたって中央競馬を牽引してきた、ディープインパクト産駒がこの1歳でいよいよラストクロップを迎えることです。
そして、そのラストクロップ、2020年産の国内産駒はわずか6頭です。うち2頭は社台サラブレッドクラブで募集され、その他4頭の産駒はセレクトセールに上場されました。つまり、ほとんどのクラブでは、ディープインパクト産駒不在の時代がすでに幕を開けています。
昨年は牡馬クラシック三冠馬、本年もダービー馬を輩出するなど、まさに全盛期を迎えつつあったスーパーサイアーの産駒が突然不在になるということで、今後の競馬界に与える影響は計り知れません。
もっとも、種牡馬リーディングに大きな影響が出るのはまだ数年先のことで、サンデーサイレンスなどは、死後5年後までリーディングに君臨していました。残されたディープインパクト産駒の活躍も、これからまだまだ見られるはずです。
一方で、競馬ファンの中で最も早く影響を受けるのが、私たち一口馬主と言えます。上のグラフの通り、クラブに送り込まれてくるディープインパクト産駒は毎年50頭前後と、質はもちろん、数においてもトップクラスの種牡馬であったため、出資戦略にも直接的・間接的に大きな影響が出るはずです。
それは、10年以上にわたって中央競馬を牽引してきた、ディープインパクト産駒がこの1歳でいよいよラストクロップを迎えることです。
そして、そのラストクロップ、2020年産の国内産駒はわずか6頭です。うち2頭は社台サラブレッドクラブで募集され、その他4頭の産駒はセレクトセールに上場されました。つまり、ほとんどのクラブでは、ディープインパクト産駒不在の時代がすでに幕を開けています。
昨年は牡馬クラシック三冠馬、本年もダービー馬を輩出するなど、まさに全盛期を迎えつつあったスーパーサイアーの産駒が突然不在になるということで、今後の競馬界に与える影響は計り知れません。
もっとも、種牡馬リーディングに大きな影響が出るのはまだ数年先のことで、サンデーサイレンスなどは、死後5年後までリーディングに君臨していました。残されたディープインパクト産駒の活躍も、これからまだまだ見られるはずです。
一方で、競馬ファンの中で最も早く影響を受けるのが、私たち一口馬主と言えます。上のグラフの通り、クラブに送り込まれてくるディープインパクト産駒は毎年50頭前後と、質はもちろん、数においてもトップクラスの種牡馬であったため、出資戦略にも直接的・間接的に大きな影響が出るはずです。
まさに先が読めない時代の幕開けと言えそうですが、実は過去にも似たような状況はありました。 …
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サンデーサイレンスとディープインパクト / ポスト・サンデーサイレンスの時代になにが起きたか / 大種牡馬不在がクラブ募集馬にもたらした変化 / 高額馬の活躍度合いの変化
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