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2018-07-15現在データ
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一口データ研究室
気になるテーマをデータで深く分析する、一口馬主ライフに役立つレポート集
-連載中-
レポートNo.005

インブリード vs アウトブリード

インブリードのイメージは?

今回は、血統上の「インブリード」および「アウトブリード」がテーマです。

「ディープインパクト産駒におけるノーザンダンサーのクロス効果」といった個別の配合論については、当サイト内「インブリード診断」でもデータを提供していますが、よりマクロな視点で、主にインブリードの濃度を基準とした傾向を見ていきます。


さて、インブリードと聞くと、一般的には以下のようなイメージが持たれる場合が多いのではないでしょうか。


・インブリードは競走能力向上に一定の効果がある
・インブリードが濃いと健康、気性などに弊害が生じるリスクが高くなる
・4x3、3x4は奇跡の血量と呼ばれている


出資時にはさほど気にしなくとも例えば、出資馬が虚弱な体質や気性難で思うような成績を残せずに終わった場合、「やはりクロスが強すぎたからか…」のような印象を持たれるケースもあるのではないでしょうか。競走能力はもちろん、健康についても一口馬主にとっては重要な要素です。

本レポートでは、上記のようなイメージがデータから窺えるかどうかも含めて、分析を進めていきたいと思います。

インブリード馬の比率

まずはいつものように、全体ボリュームを俯瞰してみましょう。

以下は、10世代の競走馬を「アウトブリードの馬」「濃いインブリードを持つ馬」「標準的なインブリードを持つ馬」の3タイプに分類した際の、頭数シェアをあらわしたグラフです。

なお、それぞれの定義は、以下のように分類しています。

【アウトブリード馬】
  5代血統表内にクロスが無い馬
【標準的なインブリード馬】
  4~5世代内でのクロスを持つ馬 (例:4sx4d、4sx5d)
【濃いインブリード馬】
  3代内にクロス馬が出現する馬 (例:3sx3d、3sx4d)
※ ここでのクロスは、父方(s)x母方(d)の組み合わせのみとし、父方内のみ、母方内のみのクロスは取り扱いません。(例:3sx4s、3dx4d)


「標準的なインブリードを持つ馬」が、全体の6割を占めており、「アウトブリード馬」及び「濃いインブリードを持つ馬」はおおむね同じ割合です。

血統系統のバリエーションが多くはない昨今の状況では、アウトブリードが少なくなるのは必然としても、濃いインブリードが少ないのは、生産者が意識的に避けているようにも見受けられます。

競走能力に与える影響

それでは、分析を行っていきましょう。
まずは単刀直入に、インブリードが競走能力に与える影響、つまりは競走成績について、「平均生涯獲得賞金」および「勝ち上がり率」で見ていきたいと思います。 …
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インブリード馬の比率 / 競走能力に与える影響 / 濃いインブリードが健康に与える影響 / 大物輩出の確率 / 奇跡の血量

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著者
一口馬主DB 編集部