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2020-08-15現在データ
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レポートNo.055 |

輸入繁殖産駒の躍進と国別ランキング

最近の輸入繁殖産駒の動向を考察
ここのところ、輸入繁殖を母に持つ産駒の活躍が目立っています。

2019年のG1戦線を振り返ると、年度代表馬に輝いたリスグラシューを筆頭に、実に13勝を輸入繁殖の産駒があげており、これは母が内国産である産駒の8勝を、大きく上回りました。

このように輸入繁殖の産駒が、内国産繁殖の産駒を年間G1勝利数において上回ることは珍しく、実に16年ぶりのことでした。





また、2019年における輸入繁殖産駒の複数G1勝利はリスグラシューのみです。つまり、たまたま強い馬が1、2頭出たからというわけではなく、多彩な顔ぶれの輸入繁殖産駒たちが、ダービー、オークス、両グランプリなどの主要G1を、次々と制していきました。


【2019年度】 輸入繁殖産駒のG1勝利一覧
馬名勝鞍母生産国
アルアイン大阪杯アメリカ
グランアレグリア桜花賞アメリカ
フィエールマン天皇賞(春)フランス
アドマイヤマーズNHKマイルCアイルランド
ラヴズオンリーユー優駿牝馬アメリカ
ロジャーバローズ東京優駿イギリス
リスグラシュー宝塚記念、有馬記念フランス
タワーオブロンドンスプリンターズSイギリス
ワールドプレミア菊花賞ドイツ
ラッキーライラックエリザベス女王杯アメリカ
レシステンシア阪神JFアルゼンチン
サリオス朝日杯FSドイツ


さらには、重賞戦線全体を通じても、輸入繁殖産駒は2000年以降の自己ベストである48勝をマークしており、2019年は、輸入繁殖産駒の勢いを感じさせる、象徴的な年になったと言えそうです。


この輸入繁殖産駒のG1勝利リストでまず目に付くのは、ひとくちに「輸入繁殖」とひとくくりにできないほど、国際色豊かな様相を呈していることです。最多輸入勢力であるアメリカ、おなじみの欧州、そしてレシステンシアの母などは、最近目にすることも増えた南米アルゼンチンの出身です。

また、そのレシステンシアもそうですが、クラブ馬が目に付くのも特徴で、13勝のうち、実に9勝をクラブ馬が占めています。つまり、私たち一口馬主の出資検討においても、こうした輸入繁殖産駒の取捨選択は、名馬を引き当てるために、もはや避けては通れない時代になったと言えそうです。

しかし、特に初仔や2番仔など、まだ産駒実績のない輸入繁殖産駒の検討においては、そもそも何を基準に母を評価をすればいいのか、判断に迷う場面もあるのではないでしょうか。これほど輸入繁殖の出身国がバリエーション豊かになってくると、なおさらです。


今回のレポートでは、こうした輸入繁殖産駒の勢いが本物なのかどうかを考察しながら、最後に輸入繁殖の生産国別の成績ランキングも作成し、出資に役立つ傾向を探っていきたいと思います。

輸入繁殖産駒は本当に優秀なのか

まずは実際のところ、G1や重賞戦線で一流馬の活躍が目立ってきているとはいえ、輸入繁殖産駒全体を見渡した場合、そもそも本当に優秀と言えるかどうか、あらためてデータで見ていきたいと思います。 …
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輸入繁殖産駒は本当に優秀なのか / サンデーサイレンス系種牡馬との親和性 / 輸入繁殖産駒 国別 ランキング

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55.輸入繁殖産駒の躍進と国別ランキング 54.募集価格1000万円台馬の活躍可能性を考える 53.母父サンデーサイレンス系の攻略辞典 52.母父キングカメハメハVS母父ディープインパクト 51.クラブ馬の「東西格差」はどこまである? 50.ダートの大物を引き当てる難易度と出資時ポイント 49.「京都競馬場長期休止」で笑う種牡馬、泣く種牡馬 48.【2019年度】 年間騎手評価ランキング 47.馬券回収率の高いクラブ、低いクラブは? [更新] 新馬戦の追い切り傾向の変化 45.親の健康から産駒の健康を予測する 44.クラブ馬でクラシックを狙うための傾向と対策 43.出資馬が毎週出走するには、何頭必要? 42.短距離系種牡馬はお買い得? 41.新規開業調教師への出資時ポイント 40.「超高額馬」のコストパフォーマンス 39.調教師定年転厩の影響&再生が得意な厩舎 38.転厩の効果とクラブ別転厩傾向 37.JRAの賞金手当は今後も増える? 36.【2018年度】 騎手評価ランキング 35.好不調の波が大きいクラブ、安定したクラブ [更新] 新馬戦の追い切り傾向の変化 33.クラブ馬の募集価格の推移と傾向 32.入厩前の手術による影響は? 31.「お買い得」な種牡馬の世代は? 30.新種牡馬の検討において注意すべき世代 29.新種牡馬は2年目産駒が狙い目? 28.種牡馬の年齢と産駒の成績の関係 27.未勝利戦デビューする馬の可能性 26.外国産馬の出資における傾向と対策 25.外国産馬の歴史と現在 24.【2017年度】 騎手評価ランキング [更新] 新馬戦の追い切り傾向の変化 22.地方転出→中央復帰馬が活躍する条件 21.重賞馬の下、全兄弟と半兄弟の違いは? 20.兄、姉が重賞馬のコストパフォーマンス 19.管囲が細いと故障も増える? 18.意外と知らない?「測尺」の基本 17.募集時の人気と成績の関係 16.エリート条件馬の選びかた 15.条件馬のままで、どこまで稼げる? 14.牡馬vs牝馬 コストパフォーマンス比較 13.【2016年度】 騎手評価ランキング 12.【クラブ別】馬名応募の傾向と対策 11.新馬戦で勝ち負けできる基準調教タイム 10.母の競走成績と繁殖成績の関係 9.新馬戦の結果で将来はどこまで決まる? 8.早期入厩・早期デビューは良いこと? 7.馬体重と適性、デビュー時期、故障の関係 6.馬体重(馬格)と成績との関係 5.インブリード vs アウトブリード 4.芝馬とダート馬のコストパフォーマンス 3.父と同じ毛色の仔は走る? 2.母の年齢考察 ~母高齢や初仔は? 1.早生まれ、遅生まれは良い?悪い?
(連載中)
著者
一口馬主DB 編集部