【種牡馬別】ロードカナロア産駒の見かた[完全版]
活躍馬の馬体から走る産駒の傾向を分析
種牡馬別の馬体の見かたとして、今回はロードカナロア編をお届けします。「完全版」としてあるのは、実はこの連載でロードカナロア産駒を取り上げるのは2回目になるからです。
前回、ロードカナロア産駒の馬体の見かたについて書いたのは7年前、まだ種牡馬デビューまもない時期であり、初年度産駒であるアーモンドアイが桜花賞とオークスを圧倒的な強さで勝利した後でした。
最強スプリンターであったロードカナロアから、牝馬3冠の王道を歩む産駒が誕生したという驚きもあり、僕自身少し舞い上がっていたところもあったのでしょう。『将来的にはキングカメハメハの後継者となるのは間違いなく、ディープインパクトに対抗しうる歴史的な名種牡馬になる可能性も秘めています』として当時のコラムを締めくくっています。
その後、ロードカナロアは種牡馬として大成功を収め、キングカメハメハの最大の後継者になりました。ただ、ディープインパクトのような時代を代表する圧倒的な存在感というよりは、基本的にはどの産駒にも安定して自身の長所を伝え、母系の特徴も引き出すことができる万能かつハイアベレージの種牡馬というポジションです。
こうした前提を踏まえ、再びロードカナロア産駒の見かたをアップデートしていきたいと思います。芝からダートまで、重賞を勝った馬も数多く誕生し、走った馬たちの馬体のサンプル数も増えました。今回は7頭のG1馬の馬体を分析しながら、走るロードカナロア産駒の馬体をあらためて考えていきましょう。
前回、ロードカナロア産駒の馬体の見かたについて書いたのは7年前、まだ種牡馬デビューまもない時期であり、初年度産駒であるアーモンドアイが桜花賞とオークスを圧倒的な強さで勝利した後でした。
最強スプリンターであったロードカナロアから、牝馬3冠の王道を歩む産駒が誕生したという驚きもあり、僕自身少し舞い上がっていたところもあったのでしょう。『将来的にはキングカメハメハの後継者となるのは間違いなく、ディープインパクトに対抗しうる歴史的な名種牡馬になる可能性も秘めています』として当時のコラムを締めくくっています。
その後、ロードカナロアは種牡馬として大成功を収め、キングカメハメハの最大の後継者になりました。ただ、ディープインパクトのような時代を代表する圧倒的な存在感というよりは、基本的にはどの産駒にも安定して自身の長所を伝え、母系の特徴も引き出すことができる万能かつハイアベレージの種牡馬というポジションです。
こうした前提を踏まえ、再びロードカナロア産駒の見かたをアップデートしていきたいと思います。芝からダートまで、重賞を勝った馬も数多く誕生し、走った馬たちの馬体のサンプル数も増えました。今回は7頭のG1馬の馬体を分析しながら、走るロードカナロア産駒の馬体をあらためて考えていきましょう。
ロードカナロア自身の馬体
まずはロードカナロア自身の馬体を振り返ってみたいと思います。 …












