27.【種牡馬別】キングカメハメハ産駒の見かた
今回はキングカメハメハについて語っていきます。前回お話ししたディープインパクト同様に、私はキングカメハメハに対しても深い思い入れがあり、その能力の高さと強さを誰よりも知っていたつもりでしたので、3歳秋に屈腱炎で引退することが決まったときには、言葉を失い、立ち尽くしてしまうほどの虚無感に襲われたことを覚えています。競馬にタラレバは禁物ですが、古馬になったキングカメハメハが安藤勝己騎手を背に凱旋門賞を走っていたら、ディープインパクトやオルフェ―ヴルが挑む前に、すでに凱旋門賞を勝っていたのではないかと今でも私は信じています。ディープインパクトは脚が速い馬であったのに対し、キングカメハメハは絶対的な能力の総じて高い馬でした。
キングカメハメハ産駒の万能性
キングカメハメハの絶対的な能力の高さは、種牡馬としてもその産駒に見事に伝わっています。初年度産駒がデビューした2008年は2歳リーディングサイヤーとなり、翌年はさらにブレイクし、史上初となる同一年の牡馬(ローズキングダム)・牝馬(アパパネ)の2歳王者を誕生させました。それ以降は、2010年と2011年にリーディングサイヤーの座に輝き、ここ数年は自身の健康上の問題もあり、ディープインパクトに首位の座を奪われていますが、それでも数多くの名馬をターフに送り出し続けています。
何よりも素晴らしいのは、産駒の万能性です。芝やダートを問わず、短距離から長距離馬まで、ジャンルを問わない活躍馬を出しています。競走と名のつくものであれば条件を問わないというか、キングカメハメハ自身がおそらくそうであったように、絶対的な能力が高ければ、どのようなレースでも走って勝てるということを示してくれています。実績を見ても、中央競馬のダートにおいて2011年以降ずっと首位を独走していますし、芝においても2014年を除くと2位を維持しています。つまり、ディープインパクトがいなければ、芝とダートの両部門のトップをひた走っているということです。不世出の種牡馬と言っても過言ではありませんね。
何よりも素晴らしいのは、産駒の万能性です。芝やダートを問わず、短距離から長距離馬まで、ジャンルを問わない活躍馬を出しています。競走と名のつくものであれば条件を問わないというか、キングカメハメハ自身がおそらくそうであったように、絶対的な能力が高ければ、どのようなレースでも走って勝てるということを示してくれています。実績を見ても、中央競馬のダートにおいて2011年以降ずっと首位を独走していますし、芝においても2014年を除くと2位を維持しています。つまり、ディープインパクトがいなければ、芝とダートの両部門のトップをひた走っているということです。不世出の種牡馬と言っても過言ではありませんね。
走る産駒の馬体共通点
走るキングカメハメハ産駒の特徴を語る上で、今年種牡馬としてデビューし、キングカメハメハの最大の後継者になりそうな予感がするルーラーシップから見ていきたいと思います。 …