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馬体の見かた講座
馬を見る上での考え方から各馬体パーツの基本、種牡馬毎の特徴、専門家へのインタビューも
治郎丸敬之 著 / 連載中

[新種牡馬]ドゥラメンテ産駒の傾向と対策

社台スタリオンステーション
徳武英介氏インタビュー 第2回
前回から集中連載でお届けしている、社台スタリオンステーション 徳武英介さんへの新種牡馬インタビュー。今回からは、いよいよ各新種牡馬について語っていただきます。まずは今もっとも勢いのあるキングカメハメハ直仔種牡馬の真打として、生産界から高い期待を集め、本年1歳が初年度産駒となるドゥラメンテについて、馬体の特徴をふまえながら、詳しくお話をうかがいます。

ドゥラメンテ号 プロフィール

2012年産。父 キングカメハメハ 母 アドマイヤグルーヴ 母父 サンデーサイレンス
戦績:9戦5勝(G1-日本ダービー、G1-皐月賞等)
種牡馬実績:2017年より供用中。2019年の1歳馬が初年度産駒。
2019年度:600万
2018年度:400万、種付け頭数290頭
2017年度:400万、種付け頭数284頭

ドゥラメンテ産駒とドゥラメンテ自身について

― それでは今回は、これから(2020年に)産駒がデビューする新種牡馬について教えてください。まずはドゥラメンテから。ドゥラメンテの産駒は、非常に大きく生まれてくるという話を聞いたことがあります。


徳武英介氏(以下、徳武) ドゥラメンテはトニービンが入っていますので、成長曲線がグッと上向きになるタイプの種牡馬であり、最初から大きく出た馬がさらに大きく育つ可能性がありますね。前回お話しした、コンフォメーションが変化する、見極めが難しいタイプの種牡馬です。ドゥラメンテの産駒は育てるのも難しいと思います。癇性もきついですし、バネもありますし、扱うのが大変ですね。手が掛かるということです。牧場の旦那さんが奥さんに馬を任せて飲み歩いているようでは、せっかくの素質をダメにしてしまうはずですよ(笑)。

ドゥラメンテ自身もリアクションが激しく、関節の可動域が異常に広いですね。あまり世界でも見ないタイプの超一流馬であったと思います。あのような馬は、その国のチャンピオンになっていないからでしょうか。たとえば皐月賞のように最後の2、300mをスパッと走っただけでクラシックレースを勝てるのは、日本の競馬場がそれを許しているというか、日本の競馬だからこそチャンピオンになれた面もあったはずです。

とにかく凄まじい瞬発力でしたね。しかもドゥラメンテの凄いところは、あれだけ馬格があり、手脚が長くて、その身体を大きく使っても一瞬のうちに他馬を抜き去るところです。関節の可動域が広いので、たとえば馬を普通に引いているだけで、前脚で蹴られると言うのです。引いている人間が蹴られるほど、前脚が外に出てくるのです。

関節の可動域が広い点もドゥラメンテ自身の特徴の一つ

ルーラーシップとの比較

― 癇性のきつさという点では、血統構成が似ているルーラーシップも似たところがありますね。同じ母系のダイナカールやエアグルーヴからの影響があるのでしょうか。


徳武 この母系を持つ産駒は紙一重の馬が多いですね。 …
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第64回 [新種牡馬]ドゥラメンテ産駒の傾向と対策
著者
治郎丸敬之
新しい競馬の雑誌「ROUNDERS」編集長。週刊Gallopにてコラムを連載中。当コラムの書籍も発刊
馬体の見かた講座
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