
26.【種牡馬別】ディープインパクト産駒の見かた
一口馬主の皆さまは、どのようにして出資馬を選んでいるのでしょうか。血統や馬体、入厩予定先の厩舎など、さまざまな要素を検討していらっしゃると思います。たとえどのような理由で選ぶにせよ、種牡馬をまったく考慮に入れないという方は少ないはずです。
もちろん母系も大切ですし、厩舎も重要ですが、絶対的な母数の大きさということを考えると、私たちは最初に種牡馬というフィルターを通し、馬を見て、そして選ぶのではないでしょうか。今回からは、種牡馬とその産駒の走った馬たちが示した肉体的特徴をもとに、種牡馬別に馬体の見かたについてもお話ししていきます。
もちろん母系も大切ですし、厩舎も重要ですが、絶対的な母数の大きさということを考えると、私たちは最初に種牡馬というフィルターを通し、馬を見て、そして選ぶのではないでしょうか。今回からは、種牡馬とその産駒の走った馬たちが示した肉体的特徴をもとに、種牡馬別に馬体の見かたについてもお話ししていきます。
ディープインパクト産駒の馬体の特徴
まず初めに、ここから始めなければならないということはないのですが、やはりディープインパクトから始めないわけにはいきません。競走馬としての強さはもちろんのこと、種牡馬としても父サンデーサイレンスに追いつかんとする勢いがあります。今年の千葉ぜり(2016千葉サラブレッドセール)に行って感じたことは、ディープインパクト産駒の競走馬としての完成度の高さです。千葉サラブレッドセールは、船橋競馬場を使って公開調教が行われ、その後、セリに移行しますが、もうとにかく公開調教におけるディープインパクト産駒の動きは出色でした。
ディープインパクト産駒はクラシックに向けて急激に成長すると言われますが、すでに2歳春の時点での完成度も高いのです。
それでは、セールで見たディープインパクト産駒の馬体は?と問われると、特筆すべきものはなかったというのが正直なところです。 …