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2017-08-19現在データ
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馬体の見かた講座
馬を見る上での考え方から各馬体パーツの基本、種牡馬毎の特徴、専門家へのインタビューも
治郎丸敬之 著 / 連載中

28.【種牡馬別】ハーツクライ産駒の見かた

今回はハーツクライについて語っていきたいと思います。ディープインパクト、キングカメハメハときて、さてその次はと迷ってしまうのが、今の日本の種牡馬界における現状です。お金さえあれば、とりえあえずディープインパクトやキングカメハメハをつけておけば走る馬が出る確率は高くなるのですが、それ以外の種牡馬となると混迷を極めます。まあこの種牡馬をつけておけば安心ということ自体が稀な話であり、ディープインパクトやキングカメハメハは例外中の例外なのです。

ハーツクライ自身の特徴

さて、ハーツクライはディープインパクトに土を付けたことのある唯一の日本馬です。2005年の有馬記念でクリストフ・ルメール騎手を背に、これまでの追い込みから先行へとスタイルを変え、ディープインパクトの追撃を振り切りました。このときのディープインパクトは菊花賞を勝って3冠制覇を達成したあとだっただけに、体調が優れていませんでしたが、それでもハーツクライが強かったからこそ手に入れた勝利でした。4歳の夏を越して、それまでの弱点であったトモの弱さが解消され、馬体に芯が入ってきたことで、ようやくハーツクライは競走馬として完成されたということです。

ハーツクライはその後、ドバイに渡り、シーマクラシックを逃げて楽勝しました。そして、イギリスのキングジョージでは一旦先頭に立ち、あわや勝ったかと思わせるほどの走りを見せて3着と好走しました。ジャパンカップの2着を含む、この4戦はハーツクライの競走馬としての完成期であり真骨頂でした。僕はハーツクライの一連の走りを見て、トモが緩く、実が入り切っていない馬はレースでは先行することが難しく、末脚に頼った競馬をせざるをえない、そして成長と共にトモに実が入ってくると、次第に自然と前に行くことができるようになることを教えてもらいました。

ハーツクライの募集時の写真を見てみると、そのゆったりとした胴部と後ろ肢の伸びやかさに目が行きますね。まだ幼く、未知数な部分を多く残していますが、将来的にどこまで成長するのだろうという器の大きさを感じさせる馬体です。

走る産駒の3つの特徴

さて、ハーツクライの走った産駒の馬体を見てみたいと思います。 …
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馬体の見かた講座
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(連載中)
著者
治郎丸敬之
新しい競馬の雑誌「ROUNDERS」編集長。競馬ブログ「ガラスの競馬場」を主宰。週刊Gallopにてコラムを連載中。