23.岡田牧雄氏インタビュー【前編】
今回からは馬体の見かたの応用編として、日々、サラブレッドと向き合いながら、馬を見ることを仕事としている競馬関係者の方々へのインタビューを織り交ぜていきたいと思います。私が基礎編で書いてきたことと同じ考え方もあるでしょうし、また違った視点もあるはずです。それぞれの豊富な経験に支えられた生の声を、皆さまに届けたいと思います。
最初は生産牧場である岡田スタッド、そしてノルマンディーオーナーズクラブを手掛ける岡田牧雄さんに、馬体の見かたについて聞いてみました。現在、週刊「Gallop」において共に重賞の予想コラムを書いており、どのようなことを書いているのか(私から一方的に)気になって拝読しているうちに、岡田牧雄さんの馬を見る目の確かさを直感しました。前口上を述べれば述べるほどに私が恥ずかしくなるような、ホースマンの中のホースマンである岡田牧雄さんのインタビューを、これから3回にわたって掲載していきます。
最初は生産牧場である岡田スタッド、そしてノルマンディーオーナーズクラブを手掛ける岡田牧雄さんに、馬体の見かたについて聞いてみました。現在、週刊「Gallop」において共に重賞の予想コラムを書いており、どのようなことを書いているのか(私から一方的に)気になって拝読しているうちに、岡田牧雄さんの馬を見る目の確かさを直感しました。前口上を述べれば述べるほどに私が恥ずかしくなるような、ホースマンの中のホースマンである岡田牧雄さんのインタビューを、これから3回にわたって掲載していきます。
岡田牧雄さんプロフィール
1952年生。岡田蔚男氏の次男。父から受け継いだ牧場を岡田スタッドと改称し、規模を拡大。代表的な生産馬にマツリダゴッホ、スマートファルコン。馬主としてスノードラゴンなど。ノルマンディーオーナーズクラブも手掛ける。兄は岡田繁幸氏。
自分で馬を走らせてみると分かること
―岡田スタッドからは、マツリダゴッホを筆頭に、スマートファルコン、サウンドトゥルー、スマートレイヤー、ブルーリッジリバーなど、これまで数多くの名馬が誕生しました。今年は生産牧場ランキングでも第4位(2016/10/5時点)と驚異的な成績を収めています。創業から今日に至るまでの経緯や生産に対する想いを教えてください。
岡田牧雄(敬称略・以下岡田) 父親から牧場を受け継いだ当初は、7町(ヘクタール)の土地に繁殖牝馬が12、3頭ほどでやっていました。 …
岡田牧雄(敬称略・以下岡田) 父親から牧場を受け継いだ当初は、7町(ヘクタール)の土地に繁殖牝馬が12、3頭ほどでやっていました。 …