[新種牡馬]ミッキーアイル＆エピファネイア、キズナ、リアルインパクト

社台スタリオンステーション 徳武英介さんへの新種牡馬インタビュー集中連載。最後となる今回は、2019年1歳が初年度産駒となる新種牡馬ミッキーアイル、そして初年度産駒が現2歳で、一口馬主にとっては本年募集段階ではまだ未知数なエピファネイア、キズナ、リアルインパクトなどに関してもお話いただきます。

― ２０２０年に産駒がデビューする、もう１頭の新種牡馬ミッキーアイルについても教えてください。知り合いの獣医師から聞いた話ですが、ミッキーアイルの産駒は馬体も良く、かなり早い時期から素晴らしい動きを披露しているとのことです。


徳武英介氏（以下、徳武） ミッキーアイル自身は頭も軽く、首差しも良いし、脚も太くなくて、ディープインパクトに似ているかなと思っていたのですが、産駒はトモの幅が広くて、気持ちもかなり前向きな馬が多く出ています。種牡馬以上にお尻が大きい産駒が多く、仔出しが安定していますね。ミッキーアイルの母系はスピード血統ですし、デインヒルやロックオブジブラルタルが強調されているのでしょうか。それにしては馬体が綺麗に出ています。アメリカの馬という感じではありません。肢勢や体型はディープインパクトらしさを残していますので、ダートや重馬場ではなく、芝の良馬場や平坦な馬場でこそ力を発揮できるはずです。