上手獣医師に聞く「鼻出血や心房細動は再発しやすい?」
【後編】上手健太郎氏インタビュー
前回「募集時のウォーキング動画を見るときのポイントは?」に引き続き、開業獣医師として活躍されながら、共有オーナーズクラブ「Equine Vet Owners Club」の代表も務める上手健太郎氏のインタビュー後編をお届けします。
今回の後編では、おもに「よく耳にするもののイメージがつかみづらい疾患」についてうかがいました。症状別にまとめた構成となっていますので、後から読み返す場合などは以下のショートカットもご利用ください。
上手健太郎(かみで けんたろう)さん プロフィール
1983年兵庫県生まれ。高校時代にニュージーランドに留学し、本格的に馬の世界を志す。酪農学園大学獣医学部獣医学科を卒業後、追分ファームにて獣医師兼騎乗員として従事。2017年に福島県南相馬市にて「南相馬アニマルクリニック」を開院。さらに2021年に地方競馬の共有オーナーズクラブ「Equine Vet Owners Club」を設立。脚元に不安を抱えている競走馬を買い取り、自ら治療を行って再び走らせるという他に類を見ないコンセプトのオーナーズクラブとして注目を集めている。
・鼻出血
・心房細動
・挫跖
・感冒
・骨膜炎(球節炎・腕節炎)
・心房細動
・挫跖
・感冒
・骨膜炎(球節炎・腕節炎)
鼻出血(びしゅっけつ)は再発しやすい?
──上手さんが立ち上げられた地方オーナーズクラブ「Equine Vet Owners Club」ですが、故障や疾病などで本来の能力を発揮できず、安く出品されている馬を買ってきて皆で楽しむスタイルには好感が持てます。 …