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2017-04-23現在データ
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馬体の見かた講座
馬を見る上での考え方から各馬体パーツの基本、種牡馬毎の特徴、専門家へのインタビューも
治郎丸敬之 著 / 連載中

31.ハリー・スウィーニ氏インタビュー【前編】

馬体の見かたの応用編として、競馬関係者へのインタビュー第2弾は、パカパカファーム代表のハリー・スウィーニさんに登場いただきます。2011年にディープブリランテが日本ダービーを優勝したとき、外国人の生産者として脚光を浴びましたが、実はかなり前から知る人ぞ知るホースマンでした。特に、私のようなタイキシャトルやタイキブリザードといった外国産馬が活躍をしていた時代のど真ん中を生きてきた世代にとっては、名馬の陰にハリー氏ありと言っても過言ではありません。世界そして日本の競馬にも精通しているハリー氏に、ワールドワイドな馬体の見かたについて教えてもらいたいと思います。

ハリー・スウィーニさんプロフィール

1961年生。アイルランド出身。獣医師としてキャリアをスタートさせ来日後、大樹ファーム場長、待兼牧場の全権総支配人を経て、パカパカファームを開設。代表的な生産馬にディープブリランテ、クラリティスカイ、ピンクカメオなど。一口馬主としてタイキシャトル、タイキブリザードなどの出資経験も。ダーレージャパンファーム代表を兼任。2017年、ワラウカドを設立してクラブ運営に参入。

―ハリーさんは1990年に来日され、大樹ファームの場長を務めたのち、待兼牧場の支配人を経て、2001年にパカパカファームを開設さました。そうした経歴の中で、タイキシャトルやタイキブリザード、マチカネキンノホシ、ピンクカメオ、クラリティスカイ、そして日本ダービー馬のディープブリランテといった数々の名馬たちを生産・育成されてきました。そして今年、一口クラブ「ワラウカド」を立ち上げることに。そのきっかけとして、大樹ファーム時代にタイキシャトルの一口に自らも出資し、日本の競馬ファンたちと喜びを分かち合えた経験を挙げられていますね。

ハリー・スウィーニ(敬称略・以下ハリー) 実はタイキシャトルだけではなく、タイキブリザードとタイキスナイパーの3頭に出資していました。タイキシャトルとタイキブリザードはマル外(外国産馬)で、タイキスナイパーは内国産。タイキシャトルやタイキブリザードほどではありませんが、タイキスナイパーも結構走ったのですよ(4勝)。

これら3頭に出資した理由はひとつではありません。馬体や普段の動き、調教での走り、血統や値段、それだけではなく、テンションが高いとか、リラックスしているといったメンタリティ(気性)までを含め、全て見て決めました。日本の競馬は馬にとって厳しい環境です。美浦トレーニングセンターにしても栗東にしても、たくさんの馬が密集していて、気が休まりません。そういう環境に馴染めるか、日本の調教スタイルに合うかなど、あらゆる要素を考慮に入れて出資を決めたのです。

タイキシャトルは初めて見たときから良い馬でしたよ。当時、日本人の馬主さんたちとアイルランドに行き、見せてもらった5頭の中にタイキシャトルがいました。私はタイキシャトルの名前の横に◎を付けました。(近くにあったナプキンに◎を書いて)これは日本語で何と言うのでしたっけ?そう、ニジュウマル(二重丸)を付けたのです。25年前のことですけど、今でもそのメモは残しています。日本人の馬主さんたちは、他の馬を買っていましたよ(笑)。

馬を見る上で大切にしていること

―多くの馬たちがいる中で、出資した3頭がそれだけ走るのは、素晴らしい慧眼だと思います。 …
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著者
治郎丸敬之
新しい競馬の雑誌「ROUNDERS」編集長。競馬ブログ「ガラスの競馬場」を主宰。週刊Gallopにてコラムを連載中。