最近の社台SS/世界を制したオルフェーヴルとキタサンブラック
社台スタリオンステーション
徳武英介氏インタビュー2023 (前編)
徳武英介氏インタビュー2023 (前編)
日々サラブレッドと向き合いながら、馬を見ることを仕事としている競馬関係者の方々へのインタビュー。今年も社台スタリオンステーションの徳武英介さんに、1歳募集が開始される新種牡馬4頭について、各種牡馬の特徴や産駒の馬体・適性、出資する際のポイントなどを教えていただきます。
全3回としてお届けしていきますが、新種牡馬について解説をいただく前に、今回は社台スタリオンステーション繋養種牡馬の産駒が海外で華々しい活躍を見せていることを受けて、まずはオルフェーヴルとキタサンブラック、そして最近の社台スタリオンステーションの方針などについて語っていただきます。
全3回としてお届けしていきますが、新種牡馬について解説をいただく前に、今回は社台スタリオンステーション繋養種牡馬の産駒が海外で華々しい活躍を見せていることを受けて、まずはオルフェーヴルとキタサンブラック、そして最近の社台スタリオンステーションの方針などについて語っていただきます。
オルフェーヴル産駒がダートや海外でも活躍できる理由
― 年に一度の徳武さんへのインタビューは僕にとって学びの時間であり、毎年とても楽しみにしています。徳武さんから教えてもらうと、その種牡馬に対する理解が深まるだけではなく、イメージが膨らみ、より魅力的に見えてくるから不思議です。
それぞれの新種牡馬について教えていただく前に、まずは社台スタリオンステーションにて繋養されている種牡馬の産駒たちが、日本にとどまらず、世界の大舞台で活躍していることについてお話をお聞かせください。今年はオルフェーヴル産駒のウシュバテソーロがドバイワールドカップを制し、キタサンブラック産駒のイクイノックスがドバイシーマクラシックをレコードで圧勝しました。
それぞれの新種牡馬について教えていただく前に、まずは社台スタリオンステーションにて繋養されている種牡馬の産駒たちが、日本にとどまらず、世界の大舞台で活躍していることについてお話をお聞かせください。今年はオルフェーヴル産駒のウシュバテソーロがドバイワールドカップを制し、キタサンブラック産駒のイクイノックスがドバイシーマクラシックをレコードで圧勝しました。
社台スタリオンステーション 場長 徳武英介氏(以下、徳武)
オルフェーヴルはさすがに何世代も種付けをしてきていますので、種付け料も種付け頭数も落ち着いて、「オルフェーヴルにはこういう繁殖牝馬が合っているよね」と生産者の間でも固まりつつあったときに、ブリーダーズカップディスタフやドバイワールドカップといった世界のダート市場における大舞台で勝つような産駒が登場しました。 …