34.【種牡馬別】ハービンジャー産駒の見かた
今回はハービンジャーについて語っていきたいと思います。今年のクラシック戦線にて、皐月賞を惜しくも2着と好走し、日本ダービーでも見せ場を作ったペルシアンナイトが出てきたことに触発されました。
また、ハービンジャー産駒は一口馬主クラブにも募集馬が多く、手ごろな価格帯(高額すぎず安すぎず)に揃っている割には、走る馬と走らない馬との差が激しいため、これから先、私たちを悩ませることになるはずだからです。今年で3年目になる産駒たちがターフで走っていますので、そろそろある程度の馬体の見かたの目安を考えてみてもよい時期のはずです。
また、ハービンジャー産駒は一口馬主クラブにも募集馬が多く、手ごろな価格帯(高額すぎず安すぎず)に揃っている割には、走る馬と走らない馬との差が激しいため、これから先、私たちを悩ませることになるはずだからです。今年で3年目になる産駒たちがターフで走っていますので、そろそろある程度の馬体の見かたの目安を考えてみてもよい時期のはずです。
ハービンジャー自身の特徴
産駒の馬体を見る前に、ハービンジャー自身の馬体と走りを改めて見てみました。というのも、これまでに解説してきた種牡馬たちとは違い、現役時代の馬体や走りを(生で)つぶさに観たことがないため、この機会に観察してみる必要があると感じたからです。まずハービンジャーの馬体については、雄大な馬格があって、筋肉の付き方も量も理想的で、いかにもセリ市では評価が高い産駒を出しそうな種牡馬のそれです。
分かりやすく言うと、見た目が非常に良い、グッドルッキングホースということです。
ただひとつだけ気になったのは、(特に)後肢の繋が寝すぎているということ。ダート競馬は間違いなく走らなかったでしょうし、ヨーロッパの競馬場の深い芝も合わなかったのではないかとさえ思います。これだけ繋が寝ていると、故障の確率も高まります。デビューが遅れて、クラシックに間に合わなかったのは、このあたりにも理由があったのかもしれません。結局のところ、キングジョージ6世&クイーンエリザベスステークスを圧勝したのち、左前肢の骨折が判明して引退の運びとなったように、蹄などのサスペンションの部分に弱さがあったはず。つまり、ボディ部分は雄大で頑強であるにもかかわらず、サスペンションの部分に難(緩さと弱さ)があるのがハービンジャー自身の特徴です。
最後のレースとなったキングジョージ6世&クイーンエリザベスステークスでの走りを映像で見てみると、実に手脚が軽く、フットワークが綺麗で、速い時計にも対応できるスピードがある、まさに日本の競馬向きの馬であると確認することができました。サンデーサイレンスを父に持つ繁殖牝馬につけるという明確な目的もあったのでしょうが、社台グループが輸入を決めた気持ちが良く分かります。
ただひとつだけ気になったのは、(特に)後肢の繋が寝すぎているということ。ダート競馬は間違いなく走らなかったでしょうし、ヨーロッパの競馬場の深い芝も合わなかったのではないかとさえ思います。これだけ繋が寝ていると、故障の確率も高まります。デビューが遅れて、クラシックに間に合わなかったのは、このあたりにも理由があったのかもしれません。結局のところ、キングジョージ6世&クイーンエリザベスステークスを圧勝したのち、左前肢の骨折が判明して引退の運びとなったように、蹄などのサスペンションの部分に弱さがあったはず。つまり、ボディ部分は雄大で頑強であるにもかかわらず、サスペンションの部分に難(緩さと弱さ)があるのがハービンジャー自身の特徴です。
最後のレースとなったキングジョージ6世&クイーンエリザベスステークスでの走りを映像で見てみると、実に手脚が軽く、フットワークが綺麗で、速い時計にも対応できるスピードがある、まさに日本の競馬向きの馬であると確認することができました。サンデーサイレンスを父に持つ繁殖牝馬につけるという明確な目的もあったのでしょうが、社台グループが輸入を決めた気持ちが良く分かります。
活躍したハービンジャー産駒の特徴
さて、ハービンジャー産駒の馬体を募集時の写真から見てみましょう。 …