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2017-05-26現在データ
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馬体の見かた講座
馬を見る上での考え方から各馬体パーツの基本、種牡馬毎の特徴、専門家へのインタビューも
治郎丸敬之 著 / 連載中

32.ハリー・スウィーニ氏インタビュー【中編】

―馬体の良し悪しを言葉で説明するのは本当に難しいと、この連載を書かせていただくにあたって、私も身をもって実感しています。それでも、言葉にできる範囲で構いませんので、馬体の見かたについて詳しく教えてもらえませんか?

ハリー はい、分かりました。(私が持参した「ワラウカド」で募集中の3頭の立ち写真を机に並べて)それでは、この3頭の中でいちばん走りそうなのはどの馬だと思いますか?

―ずいぶん単刀直入な質問ですね(笑)。私はラヴアンドバブルズの2015がいちばん好きですね。この馬は馬体のバランスが素晴らしく、いかにも走りそうです。

ハリーはい、この馬は走りますね。実はこの3頭はいずれも走るのですが、それぞれにタイプが違います。まずラヴアンドバブルズの2015は他の2頭と比べて、体長はそれほど長くありませんが、お父さんのディープインパクトに似ています。ここは重要なポイントです。種牡馬に似ていないからといって100%走らないということではありませんが、似ている馬に比べてリスクが大きいのです。ディープインパクト自身は小さな馬体でしたし、その産駒もそれほど大きくない馬体で走っている馬が多いですよね。

ラヴアンドバブルズの2015は4月30日と遅生まれにもかかわらず、現時点(3月18日)ですでに470kgあり、決して小さくはありません。サラブレッドは1歳の秋から2歳の夏にかけて急激に成長しますので、この馬も例にもれず、馬体や気性が大きく変わってきています。にもかかわらず、とにかく馬体のバランスが崩れていないのも特徴です。吉澤ステーブルの助手さんも太鼓判を押してくれていますよ。

馬体を見る際の3つの基本ポイント


ハリー 私が馬体のバランスを見るときによく使うのは、Nice Squareという概念です。体高と体長をもとに四角形を描き、それぞれの辺の長さが同じ、つまり正方形になっている馬をNice Square Horseと言います。こういう馬体のバランスの取れた馬が私は好きですね。スプリンターですと、背中が短いため、やや縦長の四角形になるはずです。逆にステイヤーですと、背中が長く、やや横長の四角形になります。障害の馬はさらに横長になるはずです。

次に胸の深さ(キ甲から胸の下部までの長さ)も大事です。 …
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馬体の見かた講座
33.ハリー・スウィーニ氏インタビュー【後編】 32.ハリー・スウィーニ氏インタビュー【中編】 31.ハリー・スウィーニ氏インタビュー【前編】 30.【種牡馬別】ネオユニヴァース産駒編 29.【種牡馬別】ダイワメジャー産駒編 28.【種牡馬別】ハーツクライ産駒編 27.【種牡馬別】キングカメハメハ産駒編 26.【種牡馬別】ディープインパクト産駒編 25.岡田牧雄氏インタビュー【後編】 24.岡田牧雄氏インタビュー【中編】 23.岡田牧雄氏インタビュー【前編】 22.基礎編を振り返って 21.「歩様」は前から見ると分かりやすい 20.「歩様」を見る際の4つのポイント 19.歩き方の種類と「歩様」の基礎 18.「内向・外向」、「後肢」の肢勢 17.馬の肢勢~「前肢」の注意点 16.「飛節」を見るポイント 15.「後ろ脚の筋肉」の見かた 14.馬の生命線となる「蹄」 13.脚下のパーツ「球節」「繋」 12.前脚のパーツ「前腕」「膝」「管」 11.肺と心臓をあらわす「胸」 10.「尻」と「尻尾」の見かた 9.「背中」の見かたと「腹」との関係 8.「首」「き甲」「肩」を見る時のポイント 7.心を映し出す「目」と「耳」 6.理想的な「頭部」とは? 5.さまざまなプロポーションの見方 4.馬体のプロポーションから分かること 3.父に似ていることには意味がある 2.美点を見るか欠点を見るか 1.はじめに
(連載中)
著者
治郎丸敬之
新しい競馬の雑誌「ROUNDERS」編集長。競馬ブログ「ガラスの競馬場」を主宰。週刊Gallopにてコラムを連載中。