
89.【種牡馬別】エピファネイア産駒の見かた
種牡馬別の馬体の見かたとして、今回はエピファネイア編をお届けします。初年度産駒から、牝馬3冠を制したデアリングタクトを誕生させ、その翌週はあわやコントレイルの3冠を阻む勢いで好走したアリストテレス、牝馬クラシック戦線を賑わせたシーズンズギフトやムジカという重賞クラスの馬たちを続々と出しています。
さらに第2世代となる2018年産からは、アイビーステークスを制して2戦2勝としたオーソクレースが、満を持して牡馬クラシック戦線に乗ってきそうです。産駒がデビューした当時は、1勝できても2勝目がなかなか挙げられないなどという評判が立ちましたが、前述の馬たちの活躍によって一気に流れは変わりましたね。2016年の種牡馬デビュー以来、4年連続200頭超えの種付け頭数を維持しています。初年度250万円であった種付け料も2021年度は1000万円の大台に乗り即ブックフルと、生産者たちの評価の高さが伝わってきます。
エピファネイアは、現役時代に天国と地獄の両方を味わわせてくれた、僕にとって思い入れのある馬です。苦い思い出としては、2013年の日本ダービーにおいて、道中でかなり力んで福永祐一騎手と喧嘩した挙句、つまずくロスも響いてキズナに差し切られてしまったこと。あの日本ダービーはもう1度やり直したら、今度はエピファネイアが勝つ確率はかなり高いと今でも思っています(笑)。あれだけ乱暴な走りをして、日本ダービーで2着まで来たのですから、肉体的な潜在能力は3歳のときから圧倒的に高かったということですね。
嬉しい思い出としては、2014年のジャパンカップで後続を4馬身離して完勝したこと。ジャスタウェイやスピルバーグ、ワンアンドオンリー、フェノーメノ、イスラボニータなどのちに種牡馬になった面々や、ジェンティルドンナやハープスターという名牝たちを相手にしての圧勝でした。エピファネイアがきっちり折り合うと、これほどまでに強いということが分かる走りでした。いずれのレースも、僕は東京競馬場で単勝馬券を握りしめて応援していました。
さらに第2世代となる2018年産からは、アイビーステークスを制して2戦2勝としたオーソクレースが、満を持して牡馬クラシック戦線に乗ってきそうです。産駒がデビューした当時は、1勝できても2勝目がなかなか挙げられないなどという評判が立ちましたが、前述の馬たちの活躍によって一気に流れは変わりましたね。2016年の種牡馬デビュー以来、4年連続200頭超えの種付け頭数を維持しています。初年度250万円であった種付け料も2021年度は1000万円の大台に乗り即ブックフルと、生産者たちの評価の高さが伝わってきます。
エピファネイアは、現役時代に天国と地獄の両方を味わわせてくれた、僕にとって思い入れのある馬です。苦い思い出としては、2013年の日本ダービーにおいて、道中でかなり力んで福永祐一騎手と喧嘩した挙句、つまずくロスも響いてキズナに差し切られてしまったこと。あの日本ダービーはもう1度やり直したら、今度はエピファネイアが勝つ確率はかなり高いと今でも思っています(笑)。あれだけ乱暴な走りをして、日本ダービーで2着まで来たのですから、肉体的な潜在能力は3歳のときから圧倒的に高かったということですね。
嬉しい思い出としては、2014年のジャパンカップで後続を4馬身離して完勝したこと。ジャスタウェイやスピルバーグ、ワンアンドオンリー、フェノーメノ、イスラボニータなどのちに種牡馬になった面々や、ジェンティルドンナやハープスターという名牝たちを相手にしての圧勝でした。エピファネイアがきっちり折り合うと、これほどまでに強いということが分かる走りでした。いずれのレースも、僕は東京競馬場で単勝馬券を握りしめて応援していました。