5.さまざまなプロポーションの見方
尻高馬、前高馬
き甲から後ろへ背のラインを辿っていくと、鞍を置く部分が低くなり、再び尻にかけて高くなっていきます。尻のいちばん高いところから地面までの距離を尻高(しりだか)といい、基本的に体高と尻高は同じ高さになります。
ところが、明らかに体高よりも尻高が高い馬、または尻高よりも体高が高い馬がいます。前者を尻高馬、後者を前高馬といいます。一般的に、尻高馬には一瞬のスピードに優れた短距離馬、前高馬には持久力のある長距離馬が多いとされています。尻の方が高いと、前躯が疲労しやすく、長い距離を走り続けることが難しいからです。
ただ、この尻高と体高の高さを基準にしたプロポーションの見方は、成長の過程で一時的に現れるものでもあります。2歳の若駒の頃まではトモが高く映っていたとしても、背が伸びて逆に体高の方が高くなってくる馬もいます。僕もまさにそうでしたが、小学校ぐらいまでは身長が低く、前から2、3番目の背の順だったのに、中学生や高校生になって急激に背が伸びて、他をごぼう抜きにする子どもっていますよね。ですので、尻高と体高のバランスに関しては、募集時にはあまり気にしすぎることはないでしょう。
ところが、明らかに体高よりも尻高が高い馬、または尻高よりも体高が高い馬がいます。前者を尻高馬、後者を前高馬といいます。一般的に、尻高馬には一瞬のスピードに優れた短距離馬、前高馬には持久力のある長距離馬が多いとされています。尻の方が高いと、前躯が疲労しやすく、長い距離を走り続けることが難しいからです。
ただ、この尻高と体高の高さを基準にしたプロポーションの見方は、成長の過程で一時的に現れるものでもあります。2歳の若駒の頃まではトモが高く映っていたとしても、背が伸びて逆に体高の方が高くなってくる馬もいます。僕もまさにそうでしたが、小学校ぐらいまでは身長が低く、前から2、3番目の背の順だったのに、中学生や高校生になって急激に背が伸びて、他をごぼう抜きにする子どもっていますよね。ですので、尻高と体高のバランスに関しては、募集時にはあまり気にしすぎることはないでしょう。
前勝ち、トモ勝ち
さらに今度は馬体を3つに分断してみましょう。 …