
19.歩き方の種類と「歩様」の基礎
馬の歩き方の種類
今回はサラブレッドの歩き方や歩様について語っていきます。馬の歩き方は、その速度や脚の運び方によって、常歩(なみあし)、速歩(はやあし・ダク・トロット)、駆歩(かけあし・キャンター)の大きく3種類に分けられます。
このうち常歩は、サラブレッドだけではなく、全ての種類の馬が用いる最もゆっくりとした歩き方です。4本の脚が別々に着地する歩き方で、左前、右後ろ、右前、左後ろという順に肢が地面を蹴り、その順番で着地します。常歩では4本の脚が全部地面を離れていることはなく、体重は3本または2本の肢が地面に着き、支えていることになります。
速歩は2節の歩き方と言って、常歩のように四肢が別々に動くのではなく、左前肢と右後肢、右前肢と左後肢がペアになって、ほぼ同時に地面を蹴り、そして着地します。速歩では4本の肢がいずれも地面を離れている瞬間があります。
駆歩は3節の歩き方と言って、3本の肢が着地しているときと、4本の肢すべてが浮いている瞬間があり、左右どちらかの前肢が先に出ているかで手前が変わってきます。左が前なら左手前、右が前なら右手前です。
(以下の画像は右手前)
分速にすると、常歩は110m、速歩は220m、駆歩は340mほどだとされています。
このうち常歩は、サラブレッドだけではなく、全ての種類の馬が用いる最もゆっくりとした歩き方です。4本の脚が別々に着地する歩き方で、左前、右後ろ、右前、左後ろという順に肢が地面を蹴り、その順番で着地します。常歩では4本の脚が全部地面を離れていることはなく、体重は3本または2本の肢が地面に着き、支えていることになります。
常歩(なみあし)

速歩は2節の歩き方と言って、常歩のように四肢が別々に動くのではなく、左前肢と右後肢、右前肢と左後肢がペアになって、ほぼ同時に地面を蹴り、そして着地します。速歩では4本の肢がいずれも地面を離れている瞬間があります。
速歩(はやあし・ダク・トロット)

Photos and animation by Waugsberg [CC BY-SA 2.5], via Wikimedia Commons
駆歩は3節の歩き方と言って、3本の肢が着地しているときと、4本の肢すべてが浮いている瞬間があり、左右どちらかの前肢が先に出ているかで手前が変わってきます。左が前なら左手前、右が前なら右手前です。
(以下の画像は右手前)
駆歩(かけあし・キャンター)

Photos and animation by Waugsberg [CC BY-SA 2.5], via Wikimedia Commons
分速にすると、常歩は110m、速歩は220m、駆歩は340mほどだとされています。
「きちんと歩く」ことの大切さ
ところで、何を隠そう、私は大学生の頃、体育の授業で1年間、馬術を習っていました。 …