新クラブ Blooming Horse Club代表・諏訪守さんインタビュー
相馬眼の鍛え方や推奨募集馬も
日々サラブレッドと向き合いながら、馬を見ることを仕事としている競馬関係者の方々へのインタビュー。
今回は、この秋に新設されて第一期の募集が開始された Blooming Horse Clubの諏訪守さんに、新クラブのコンセプトや推奨募集馬、さらには諏訪さんの相馬眼の秘密や一口馬主が馬を見る上でのアドバイスまで、存分に語っていただきます。
今回は、この秋に新設されて第一期の募集が開始された Blooming Horse Clubの諏訪守さんに、新クラブのコンセプトや推奨募集馬、さらには諏訪さんの相馬眼の秘密や一口馬主が馬を見る上でのアドバイスまで、存分に語っていただきます。

諏訪 守さん
個人馬主としてNICKSの名義でジャパンカップおよび大阪杯を制したスワーヴリチャード、東海Sなどダート重賞3勝のスワーヴアラミスなどを所有。今秋、盟友の山口功一郎氏とともに新規一口馬主クラブ・Blooming Horse Clubを立ち上げる。
新しいクラブを立ち上げたわけ
──やっとお会いできたという気持ちです。かつて山口功一郎さんにインタビューさせていただいた際に諏訪さんのエピソードが出てきまして、その時からお話を聞きたいと思っていました。
まずは新たに設立されたクラブ、Blooming Horse Clubについて。一口馬主の皆さまも興味津々だと思いますので、コンセプトやビジョンなどをお聞かせください。
(株)Blooming Horse Club 代表取締役 諏訪守氏(以下、敬称略) この業界を変えたいと思ってやっています。お客さまに対する感謝、そして馬に対する感謝を大事にしたいですね。馬を介して人々と出会い、その人たちと一緒に歓喜することができるのが競馬の醍醐味です。大人になって、そんな瞬間ってなかなかありませんよね。そうした「感動の共有」が、Blooming Horse Clubのコンセプトです。
もちろん、クラブ馬は金融ファンドでもありますから、稼ぎに行かなければならないのですが、それ以上に喜びや感動を共に味わいたいのです。そのためにも、まずは1勝することが大切であり、特に勝ち上がり率は重視していきたいですね。
── 今回募集カタログを見て驚かされたのは、生産から初期・中期育成、さらに後期育成、外厩までを一気通貫に手がけようとされていることです。このようなクラブはなかなかありませんし、大きな投資も必要だと思いますが、狙いはどのあたりにあるのでしょうか。
諏訪 馬は「素質という器」を持って生まれてきます。しかし、その器が満たされている馬は、実はほとんどいないと考えています。たとえ小さい器だとしてもそれが満たされていれば、活躍することができるはずです。昨今、ノーザンファームさんの馬が目立って走るのは、彼らが器を満たすことができるからです。
私たちが中期育成から後期育成を担い、福島県に外厩まで持とうとしているのは、ハードを整えてそれぞれの馬の器を満たすためです。そのためには、最先端の科学的なアプローチも積極的に取り入れていきます。
── その馬が持って生まれた器を満たし、能力を100%発揮できるように、まずはハード面を整えていくということですね。
諏訪 今はBTCで育成を行っていますが、先日の東京芝2000mの2歳戦を快勝したグリーンエナジー(父スワーヴリチャード)などもイヤリングと後期育成は私たちが手がけた馬であり、すでに手応えを感じつつあります。
そして、来年には日高の富川に育成場をオープンする計画です。大型坂路を造り、他の牧場の馬も受け入れていきますので、日高の方たちにも喜んでいただけるのではないでしょうか。
さらに、福島県の浪江に500頭の馬房と坂路をもつ大規模な外厩をつくる予定です。関東は平野部が多いため、しっかりした坂路を持った外厩はこれまでほとんどありませんでした。これができれば、西高東低と言われている構図を変えていけるかもしれません。
人材というソフト面でも、すでに素晴らしい経歴を持つ方たちが参加してくれていますが、こうしてBlooming Horse Clubのハード面が整い、諏訪が本気でこの事業をやろうとしていると感じてもらえれば、ひと花咲かせたいと思っている人材がさらに集い、より切磋琢磨できるのではないかと思うのです。
最短距離で理想を実現し、G1や重賞で勝ち負けするような馬を輩出して、この業界に恩返ししたいと考えています。
── 楽しみですね。諏訪さんのように、競馬好きから始まって、こうした大きなビジョンを掲げて挑戦するところまでたどり着いたのは、僕からするとまさに競馬ドリームです。率直に言うと羨ましいです。
まずは新たに設立されたクラブ、Blooming Horse Clubについて。一口馬主の皆さまも興味津々だと思いますので、コンセプトやビジョンなどをお聞かせください。
(株)Blooming Horse Club 代表取締役 諏訪守氏(以下、敬称略) この業界を変えたいと思ってやっています。お客さまに対する感謝、そして馬に対する感謝を大事にしたいですね。馬を介して人々と出会い、その人たちと一緒に歓喜することができるのが競馬の醍醐味です。大人になって、そんな瞬間ってなかなかありませんよね。そうした「感動の共有」が、Blooming Horse Clubのコンセプトです。
もちろん、クラブ馬は金融ファンドでもありますから、稼ぎに行かなければならないのですが、それ以上に喜びや感動を共に味わいたいのです。そのためにも、まずは1勝することが大切であり、特に勝ち上がり率は重視していきたいですね。
── 今回募集カタログを見て驚かされたのは、生産から初期・中期育成、さらに後期育成、外厩までを一気通貫に手がけようとされていることです。このようなクラブはなかなかありませんし、大きな投資も必要だと思いますが、狙いはどのあたりにあるのでしょうか。
諏訪 馬は「素質という器」を持って生まれてきます。しかし、その器が満たされている馬は、実はほとんどいないと考えています。たとえ小さい器だとしてもそれが満たされていれば、活躍することができるはずです。昨今、ノーザンファームさんの馬が目立って走るのは、彼らが器を満たすことができるからです。
私たちが中期育成から後期育成を担い、福島県に外厩まで持とうとしているのは、ハードを整えてそれぞれの馬の器を満たすためです。そのためには、最先端の科学的なアプローチも積極的に取り入れていきます。
── その馬が持って生まれた器を満たし、能力を100%発揮できるように、まずはハード面を整えていくということですね。
諏訪 今はBTCで育成を行っていますが、先日の東京芝2000mの2歳戦を快勝したグリーンエナジー(父スワーヴリチャード)などもイヤリングと後期育成は私たちが手がけた馬であり、すでに手応えを感じつつあります。
そして、来年には日高の富川に育成場をオープンする計画です。大型坂路を造り、他の牧場の馬も受け入れていきますので、日高の方たちにも喜んでいただけるのではないでしょうか。
さらに、福島県の浪江に500頭の馬房と坂路をもつ大規模な外厩をつくる予定です。関東は平野部が多いため、しっかりした坂路を持った外厩はこれまでほとんどありませんでした。これができれば、西高東低と言われている構図を変えていけるかもしれません。
人材というソフト面でも、すでに素晴らしい経歴を持つ方たちが参加してくれていますが、こうしてBlooming Horse Clubのハード面が整い、諏訪が本気でこの事業をやろうとしていると感じてもらえれば、ひと花咲かせたいと思っている人材がさらに集い、より切磋琢磨できるのではないかと思うのです。
最短距離で理想を実現し、G1や重賞で勝ち負けするような馬を輩出して、この業界に恩返ししたいと考えています。
── 楽しみですね。諏訪さんのように、競馬好きから始まって、こうした大きなビジョンを掲げて挑戦するところまでたどり着いたのは、僕からするとまさに競馬ドリームです。率直に言うと羨ましいです。
諏訪さん流の相馬眼の養い方
──
さて、せっかく諏訪さんにお話をおうかがいする機会を頂いたので、本コラムのテーマでもある、馬体の見かたについても教えてください。なにしろ諏訪さんの相馬眼は業界では有名で、スワーヴリチャードなどの活躍馬をご自身の眼で見出したことでも証明されています。
実はある噂を馬産地方面から聞いたことがあります。 …












